二人目がなかなかできない原因とは?

一人目の子育てをしながら、二人目がなかなかできないとき、主にどのような原因が多いのでしょうか。林先生に伺いました。

林「一つはご年齢が考えられます。一人目を妊娠されてから、二人目の治療を始めるまでに年齢は変わりますし、それによって体も変化しています。

そのため、一人目のときは問題なく進んでいたことが、二人目の治療中にうまくいかなくなってしまうこともよくあります。

これに関しては、そのことを受け入れること、時々に合う治療を進めていくことが大切です。『一人目のときとは違う体なんだ』ということを意識しておくことも大切です。

また、一人目の治療中に不安に思っていたことが、二人目の治療のときに原因となって出てくることもあります。男性の精子の影響の可能性もあります。

二人目が欲しい、と思われている方は、ご不安などを早いうちから医師にご相談しておくこともおすすめです」

夫婦ともに年齢が高くなっている状況で不妊治療を受けるときに気を付けること

夫婦ともに30代後半から40代後半など、年齢が高くなっている状況で、不妊治療を受ける際に、どんなことに気を付けるといいのでしょうか。

林「妊娠できる、できないに年齢の目安はなく、人それぞれです。ただ、年齢が高くなるほど、妊娠しにくくなったり、流産率が高まったりするのは事実です。

ですので、お子さまが欲しいと思われたら、何歳でもかまいませんので、なるべく早く診察にいらしてください。

また、診察に来られる前に、夫婦二人の気持ちをしっかり合わせることが大切です。方向性に温度差はないか、協力し合うことができるか、それが二人で治療を始めるに当たり、重要になってきます」