2:「浮気をした」痕跡が残る事実

浮気そのものが失敗するケースも多々あります。

知り合いや共通の友人に手は出せないからとマッチングアプリで浮気相手を探したけれど、いざ会ってみたら高校の同級生だった、近所に住む人で使っているコンビニが同じだったなどは実際にあることです。

気まずい思いだけで終わったり、「彼を知っている人かも」という疑惑が生まれて苦しんだり、たとえ自分に恋人がいることを隠していたとしても、「マッチングアプリを使って異性と会っていた事実」は消えません。

相手の人間関係を把握するのは難しく、自分の言動がどう漏れ伝わるかもわからないですよね。

浮気は必ず「その相手」がいて成立します。

他人の口に戸は立てられず、自分がどれだけ浮気の事実を伏せていたくても、それが100%叶うこと保証されないのが現実です。

また、恋人以外の異性と過ごしている姿やスマートフォンにアプリがあることを誰かに見られてしまえば、その時点で「誰にもバレずに浮気する」は不可能に近くなります。

浮気に成功しても失敗しても、“なかったこと”として恋人の元に戻った数ヶ月後にどこかの筋から“情報”が入ってきて暴かれる、こんな話はいつまでも消えません。

浮気は必ずその痕跡が残ります。実際は浮気に至らなかったとしても、後ろめたいことをした自分だけが残ると心得ましょう。

3: 浮気の“その後”、自分はどうなるのか

浮気に走ろうとするほとんどの人が、「その後の自分」について深くは考えていないと感じます。

「新しい刺激を得る」のが浮気の目的なので、それを達成して恋人ともまた楽しく過ごせることを疑わないともいえます。

浮気をした自分に恋人は気づかないのが前提で、自分もまた改めて恋人を大事にする、と都合よく思う人は多いですが、実際は

「浮気相手に時間を使っている間に恋人が離れていった」

「浮気相手に本気になってしまい、恋人と別れたくなった」

「浮気を怪しまれこっそりLINEを見られて発覚した」

など、ネガティブな結末もたくさんあります。

浮気は「どうしたってふたりの仲を悪くする傷」にしかならず、その後、より幸せな関係を築くのは相当に難しいものになります。

心に恋人以外の異性を受け入れるのは、遊びであっても純粋とはいえません。

恋人に嘘をついて浮気相手に会っていた、浮気相手を優先していた自分を、「浮気する前」に戻すのは不可能です。

恋人の元に戻る前提は自分だけの考えであり、恋人がその間どう思いどう動くか、また浮気をした自分の感情にどんな変化が起こるのか、誰にもわかりません。

後ろめたい言動は、それに等しくマイナスな結果を連れてくることを、忘れてはいけません。