一方男性は、自分のしたことを否定されると深く傷つく傾向にあります。

男性は、自分の“行動”と”結果”を結びつけて自分を評価する傾向にあります。恋愛の場合だと「自分を評価する“結果”=相手の反応」ですね。

例えば、彼女の手伝いをして喜ばれたとします。すると男性は「彼女に喜ばれた!やってよかった!」という気持ちの他に「彼女にこんなに感謝されるなんて、俺ってやっぱすごいな!」と感じるのです。

そんな男性に「折角手伝ってもらったけど、全然ダメね」などと言ってしまうと、「自分のしたことを否定された=自分自身まで否定された」と感じてしまいます。

また、行動だけでなく、自分が連れて行った映画やレストランなどを「この映画、イマイチだったね。」と批判された時も、自分自身を否定されたように感じます。

だからと言って、ウソをついたり我慢したりする必要はありません。素直に感想を言ってもいいのです。

でも、そのままだと男性を傷つけてしまう可能性があるので、言い方を変えてみたり、たとえ物足りない結果だったとしても行動してくれたことへの感謝を述べたり、こんなフォローを入れてみるのはいかがでしょうか。

「この映画、イマイチだったね。でも、○○くんと一緒だから、面白くない映画でも何だか楽しく感じるんだね!」

付き合いが長くなればなるほど、少ない言葉で相手に何かを伝えようとしたり、「彼ならこれくらい分かってくれるだろう」なんてついつい思ってしまうもの。しかし、相手を傷つけてしまう言葉はそんな油断したときにこそ出てしまいます。

お互いが穏やかに過ごせるように、気を付けていきたいですね。

原作:織田隼人

フリーの漫画イラストレーターです。シンプル・かわいい絵柄からギャグ調の絵柄まで、様々なイラストカットや4コマ漫画などを描いております。心理に関係することやファッションについて考えたり調べたりするのが大好きです。