「好意はあったけど、ふたりきりで食事に行けるような距離感ではないまま、コロナ禍で連絡が途絶えていた女友達がいました。
会うことがなくなると、LINEでも近況の報告みたいなメッセージの送り合いになって、デートに誘えるときでもないし、話すことが少なくて……。
三ヶ月ぶりくらいに彼女からメッセージが届いたときは、感染者の数が減り飲食店の再開がニュースで取り上げられていて、『対策をしっかりして街を歩いてみたいね』と話せて新鮮でした。
この流れならデートに誘いやすいと思ったけど、ずっと会っていないし彼女の俺に対する気持ちもわからないし、もう少し“様子見”でいようとマスク生活のことで盛り上げていましたね。
いったん話題が落ち着いたとき、彼女が「もしよかったら、週末○○に行ってみない? 久しぶりだし、会って話したい』と突然送ってきて。
彼女から誘われるとは思っていなかったのでテンションが上がってしまい、即『もちろん! ありがとう!』と送ってから恥ずかしくなりました。
俺は『様子見でいよう』なんて無難な話題を振っていたのに、彼女は俺と過ごす時間を考えてくれていたのですよね……。
このとき、『この人が好きだ。絶対に楽しい時間にする』と自然に気合いが入りました。
当日は、『おめかしして外出する機会も減っていたから、今日はうれしい』と笑顔で話してくれる彼女が本当にかわいらしかったです。
様子見なんてするより、素直に誘うのが一番だと改めて思いました」(32歳/金融)
やり取りの間が空くと、特に相手が女性の場合は気を使う意味で馴れ馴れしさを避けた言葉遣いをする男性もいます。
久しぶりなら相手の状態もわからないし、「様子見」をしたくなる気持ちもわかりますが、それを見た女性側も同じく踏み込んだ発言は控えるのが実際はほとんどです。
こちらのケースでは、女性側に誘う勇気があったことで関係が一歩進みましたが、男性は「次は絶対に自分が声をかける」と強く思ったそう。
ストレートに誘う姿が、LINEでは相手の心を動かします。