食べ物以外でセロトニンを増やす方法

食べ物から、セロトニンを合成してくれるトリプトファンを摂取すること以外に、ちょっと心掛けることで、セロトニンの分泌を増やすことができるんだそうです。
 

●太陽の光を浴びる
太陽の出ているときに分泌されやすく、睡眠中や日が沈んでからは分泌が少なくなるセロトニン。
そんな訳で、日中に活動をすることで、セロトニンの分泌がされやすくなるのだそう。体のスイッチを夜モードから朝モードに切り替えるために、しっかりと太陽の光を浴びましょう。昼夜逆転の生活をしている人は要注意!

 

●規則正しい睡眠を心がける
よい睡眠をとるためには、睡眠ホルモンであるメラトニンという物質が必要なのだそう。セロトニンはこのメラトニンの材料にもなると言われています。 夜遅くまで起きていたり、明るい中で眠っているとメラトニンの分泌を抑えてしまいます。そうするとなんとなく寝付けなかったり、浅い眠りだったりとよい眠りを手に入れることは難しくなります。

また、夜8時ごろからメラトニンが増え、夜中の2時頃をピークに、朝方にはメラトニンの分泌は止まり、今度はセロトニンを分泌することになります。規則正しい睡眠、生活をすることで、セロトニンとメラトニンを適切に分泌できるようになるということですね。
 

●リズム運動をする
スクワットや階段の昇り降り、ウォーキングや自転車こぎなど、一定のリズムを刻む運動を繰り返して行うとセロトニン神経が活性化されるとされています。
 

●家族との時間やスキンシップを大切にする
家族や恋人、ペットとのスキンシップも、セロトニンの分泌を増加させてくれるのだそう。メールや電話ではなく、実際に顔を合わせ、表情や仕草を間近に感じながら、笑ったりすれば、きっとセロトニンがたくさん分泌されますよ。
 

今回、ご紹介した、自分で幸せをつかみ取る方法とは、幸せ物質「セロトニン」をしっかり分泌できる生活を心がけるというものでした。それは決して、特別なことをしたり、無理をするということではなく、バランスの良い食事を心がけること、朝起きたら、おひさまを浴びて昼夜のスイッチを切り替えること、繰り返すようなリズム運動を行うこと、家族やペット、友達とのスキンシップを図るという、当たり前にも見えるライフスタイル。

でも、意外と崩れてしまっていることも多かったりするんですよね。そんな訳で、目新しい内容ではないかもしれませんが、改めて、「規則正しい生活を送ることが、幸せにつながる」ということを再確認していきたいものですね。

さあ、昼間はセロトニン、夜はメラトニンを身体の中でしっかり作って、ハッピーになりましょう!

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。