「我が家は母子家庭のため『パパがいないから寂しい』と感じさせないように、とにかくできるだけたくさん話す時間を作ったり出かけたりしていました。親子仲は相当良いと思います。

そのせいか、ハグするなどのスキンシップも多いのですよね。

先日、息子がキャッチャーをしている野球チームの遠征で、試合後に子どもたちや親たちと立ち話している時、家にいるノリで私が息子に肩を組んだり後ろから抱きついたりしながら喋っていたんです。すると……。

チームメイトのママが私にこっそり、『◯◯くん、チームの子から“過保護”ってからかわれてるみたいだから人前ではやめた方がいいかも』と教えてくれました。

家に帰って息子に聞くと『実はママがああいうことするの恥ずかしいと思ってたんだよね』と。どうも拒否したら私が悲しむと思って気を使っていたみたいです……。

親子のスキンシップがいわゆる過保護になるかどうかは微妙なところだと思いますが、よくよく考えたら“子どもから見て過保護と感じること”って小学校高学年ともなるとからかいの対象になっちゃうよなと、反省しました」(飲食店勤務/31歳)

大人の思う過保護と子どもが思う過保護は少し違います。

そして、大人の世界では「あそこのお家は過保護だね」と一言で終わるような話題も、子どもの世界ではからかいの対象になることもあるのです。

家ではOKでも、外で同じ行動をすると子ども自身が嫌がることもあります。子どもの年齢を加味して、過保護に見えない行動を心がけることが大切ですね。