「友達でいたい」
言う側にとっては、「二度と元には戻れない」「もうつながりが切れる」などの大きな覚悟を持つのが告白です。
「友達でいたい」という断り文句は、相手に期待させるからNGと考える人もいますが、縁を大切にしたいと思える相手なら“こちらの希望”として伝えるのも一つの方法です。
どうするか決めるのは相手の問題ですが、友人としてお互いを尊重できる関わりも、ふたりのその後を前向きに考えられるはず。
お断りしたからとすべてのつながりを消してしまうのは、かえって後味の悪い思いを残すこともあります。
「これからもよろしく」
お断りするけれど今後も接触がある、または友人としてお付き合いがはじまる場合は、「これからもよろしく」とこちらから伝えると相手も安心します。
こんな言葉はお互いにとって「偉そうかも」と感じるかもしれませんが、告白の場面を前向きに終わらせる大切な区切りです。
改めていい関係を築いていこう、というポジティブな気持ちが伝われば、相手も先に進めます。
関係は対等であり、「続けたい」と知ってもらうのがこんな言葉です。
絶対に言ってはダメな言葉
【NGな言葉】「無理・気持ち悪い」
告白してきた相手が嫌いな人だったり生理的に受け付けない人であったりすると、ついきつい言葉で拒絶しがちですが、相手のプライドを傷つけるだけでなくその後も付きまとわれたりとネガティブな関わりを誘うので、NGと思いましょう。
そんな言葉で貶めたことが吹聴されれば、自分の評価が落ちることにもなります。
たとえ嫌悪感を覚える相手でも、断るときは「ごめんなさい」一択が正解。
こちらが潔い姿を見せることで、相手もそれ以上踏み込むのは無理と察するはずです。
【NGな言葉】「今までどおりで」
相手と気まずくなるのを避けたくて「今までどおりに接しよう」と“提案”してしまうと、「今までどおり＝付き合える望みがある」と受け止める人もいるため、注意が必要です。
告白はふたりの関係を変える大きなきっかけであり、“今までどおり”は無理なことがほとんど。
また、告白を“なかったこと”にするのもこんな言葉で、人によっては好意を無視されたと感じます。
気まずさを回避したいときは、「友達でいたい」など別の関係を見せるのが相手にとっても選択肢を持てる提案です。
【NGな言葉】「もっといい人がいるよ」
「私にはもったいない」「もっといい人がいるから」など、断るときに自分を下げるのは絶対にやめましょう。
それは謙虚ではなく、せっかく好きになってくれた相手の気持ちまで「価値がない」と言うことと同じです。
自分に自信がないとしても、相手の気持ちは「ありがとう」と素直に受け止めるのがふたりのため。
告白してくれた相手に何より伝えたいのは感謝です。
自分以外の人を押し付けるような言い方は、その後の関係を暗くするだけなので控えるのが正解と思いましょう。
＊
「好き」と伝えてくれる相手をお断りするのは苦しいですが、人に好かれるのは奇跡だからこそ、真摯に向き合うのが自分のため。
丁寧に応えてくれる姿が相手にとっては信頼になり、その後もいい関係でいようと思えます。
お付き合いできないとしても、好意を伝えてくれた勇気に感謝する気持ちを、忘れたくないですね。
