「趣味のサークルで知り合った男性と不倫して2年くらいになります。
彼が熱心に口説いてきて、まあいいかと思い付き合いはじめたのですが、好みの顔で体の相性も良く、気がつけば私のほうが夢中になっていました。
会えない日が続くと、私が先に我慢できなくなってホテルに誘ってしまうので、好かれているとわかっている彼は冷たくするときもあるのが寂しいですね……。
仲のいい女友達からは『時間の無駄だし最低な男だから、別れたほうがいい』といつも言われます。
わかってはいるけれど、『この人と別れたらこんなに好きになれる人はもう出てこないかも』と思うと、どうしても踏ん切りがつかなくて。
女友達は独身の男性に片思いしていて、この間『付き合うことになったの』とうれしそうに報告してくれましたが、素直に喜べない自分がいました。
私はこんなに悩んでいるのに“普通の恋愛”をしている友人は幸せそうで、いいことのはずなのにひねくれてしまうというか、『がんばってね』くらいしか返せないことが苦しかったです。
友人も気づいていると思うけど、卑屈になる自分を見ると、惨めだなと思います……」(29歳/配送)
不倫中の自分と“普通の恋愛”を楽しむ友人を比べてしまうと、「自分は持てない幸せ」が見えるのが苦しみの正体です。
不倫の期間が長くなるほど、こんな機会を目の当たりにすることが増えます。
卑屈になってもそれを変えてくれる人はおらず、不倫から抜け出すのが自分を大事にする一歩。
惨めさを乗り越えるのは常に自分の勇気だということを、忘れずにいたいですね。