松崎 みさ(著)、鶴見 隆史(監修)
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近年よく耳にするようになった「酵素」。消化酵素や代謝酵素などの言葉を聞いたことはあっても、イマイチよく分からないという人も少なくないのでは。消化酵素には消化を助け、不要なものを排出する働き、また代謝酵素には代謝をアップさせ、細胞の再生を促して、免疫力を上げる働きがあります。
このように酵素は私たちにとって欠かせないものですが、体内にある酵素は年々減り続け、酵素を作り出すパフォーマンスも落ちていく一方なのだとか。そのため、外から積極的に酵素をとらない限り、食べたものが消化されにくくなり、代謝も下がる上、太りやすくなってしまうのです。これは恐ろしい……。
酵素をとるための5つのポイント
では、どうすれば酵素を効果的に取り入れられるのでしょうか。
『超カンタン!<体型別>体質改善 酵素ダイエットプログラム』の著者・松崎みささんに話を聞いてみました。
1、生で食べる(48℃以下)
「酵素は野菜やフルーツ、肉や魚など、生の食材に含まれています。しかし、ほとんどの酵素は48℃以上に加熱すると死んでしまいます」(松崎さん)。基本は「生のまま食べること」を意識して。
2、すりおろすと酵素は活性化する
「酵素はすりおろすことで、細胞膜が壊されると、細胞内にある酵素も活発に働くようになり、酵素量が倍増します」(松崎さん)。その点でミキサーで撹拌するスムージーは、とてもおすすめなのだとか。
3、調理後はすぐ食べる
「切ったりすりおろしたりした時点で、食材の酸化は始まります。調理したらできるだけ早く食べるようにしてください」(松崎さん)。調理後、新鮮なうちにいただくことを意識して。
4、酢で消化を助ける
「酢には胃液の分泌を促進する働きがあり、消化酵素の働きを活発にしてくれます」(松崎さん)。いろんな健康パワーを持つ酢ですが、消化を助ける力もとても大きいです。
5、生のものから先に食べる
「生のもの、つまり酵素を最初に胃の中へ入れると、酵素の効果が十分に発揮されます」(松崎さん)。先に加熱調理したものを食べると、加熱食を消化すべく、身体から消化酵素が出てしまい、後から入った生の酵素はあまり効果を発揮できなくなります。