「高校生の頃、ずっと仲良しだった親友がある女の子を好きになり、それまで俺と過ごしていた放課後や休日の時間をほとんどその子に捧げるようになりました。
寂しかったけど親友ならもちろん両思いになってほしいし、応援していたのですが結局は振られてしまいました。
そのとき、親友が『ご飯が食べられない』『学校に行きたくない』とすごく落ち込み、俺のことも遠ざけるのがショックでした。
明るかったのに愚痴っぽい性格になり、『恋愛って人をこんなに変えるのか』とすごく悲しかったのを覚えています。
それ以来いいなと思う女性がいても、本気で好きになって振られたら俺もああなるかもしれない……とブレーキがかかるようになり、なかなか恋愛に前向きになれません。
それよりバイクとかキャンプとか趣味を楽しむほうがずっと気楽で、彼女いない歴は長いですが特に不満はないですね。
恋愛したい気持ちはありますが、女性との関係を受け入れる準備ができていない気がします」(28歳/看護師)
いわゆるトラウマのような経験は、そのときの衝撃がいつまでも尾を引いて人生に影響を及ぼします。
恋愛でネガティブな面を強く実感すると、異性に深い関心を向けることを無意識に避けるようになり、「一緒の時間を楽しむ自分」を想像できません。
「いい人がいれば」と思っても、自分を変える勇気を持たない限り、現状を抜け出すのは難しいともいえますね。
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