撮影:玉越信裕

「船上ライブ」や「仮面限定ライブ」など、風変わりな活動と独創的な楽曲で頭角をあらわしつつあるヴィジュアル系バンドLIPHLICH(リフリッチ)。3月に発売されたマキシシングル『MANIC PIXIE』も好調で、8月2日には恵比寿リキッドルームでのワンマンライブが決定しています。ルックスも楽曲も一筋縄ではいかなそうな彼らに直撃インタビュー。

 

 

久我 新悟さん(ボーカル)
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新井 崇之さん(ギター)
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進藤 渉さん(ベース)
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丸山 英紀さん(ドラム)
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――「LIPHLICH」という名前からして特徴的ですけど、バンド名の由来はなんなんでしょうか?

進藤 渉(以下・進藤):彼(久我)が元々『ロッキー・ホラー・ショー』が好きで。フフフ…。

久我 新悟 (以下・久我):『ロッキー・ホラー・ショー』に出てくる、「リフラフ」という登場キャラクターがいて、あれがなんか良いなと思って。「リフラフ」にしようとふたりで決めたんですね。
そして、初ライブのステージに出てきた時に、「はじめましてリフラフです」って言うつもりだったのが、そのまんま何故か「リフリッチです」って言っちゃったんですよね。間違えて(笑)。
「じゃあこのまんまいっちゃおうか」という話になって。だったら検索しても出ないようなスペルにして……という感じで決まったというか。大した思い入れとかは無いですね、後付けです。
 

――LIPHLICHのみなさんは元々ヴィジュアル系バンドをやってたわけではなかったと伺ったのですが、このシーンに参入しようと思った経緯は。

久我:元々ヴィジュアル系というか、メイクをして演奏するバンドが好きだったんです。
ただバンドを始めた時に、ヴィジュアル系のシーンを見てると、あんまり自分の好みではないというか、自分の思い描いてる感じではなかったので、それだったらもう少しロック系のライブハウスで最初にやってみようかなと活動していたんですね。

その頃からメイクをして活動してたんですけど、ロック系のライブハウスでやってると「ヴィジュアル系だよね」「なんでこのへんの箱に出てるの?」という見られ方をされるんですね。それだったら、今はあんまり好みじゃないヴィジュアル系シーンでも、中に入って自分たちが変えていけばいいやと思って、ヴィジュアル系に入ったって感じですね。