シーン別!「怒り爆発」の対処法
ママが「怒り爆発」してしまいがちなシーン別に、対処法を教えていただきました!
1. 子どもが言うことを聞かないとき
柊「まず、あなたの指示は子どもの月齢や年齢にふさわしいものか、そもそも子どもが能力的にできないのに、大人の勝手な都合で無理難題を押し付けていないか考えてください。独りよがりな『べき論』になっていないか客観的に分析してみましょう。もし友人の子どもだったら、そこまできつく言うことを聞かせようとしますか?
それでも言うことを聞かせるのが必要な場合、まずは子どもが気付いていない問題点を親が説明し、子どもにも解決策を考えさせてみます。子どもの解決策はまだ未熟ですから、足りない部分を親が補ってあげましょう。
また、主語を『ママ(私)』にして『ママ(私)は、●●ちゃんが△△してくれたらとても嬉しいんだけどな』という表現を使ってみてください。怒りを爆発させないためには、理性を働かせるための時間が必要です。色々とテクニックはありますが、まずは深呼吸して気持ちを落ち着けましょう」
2. 夜、子どもがなかなか寝付かないとき
柊「子どもが眠くなければ寝かせなくても良いのでは? というのが私の考えです。そもそも子どもの睡眠時間は一人一人まったく違います。
ちなみに、私の娘は赤ちゃんの頃、あまり寝ない子でした。ですので、まだ小さい頃は抱っこ紐のような物を使いながら家事をしたり、くっつきたがるので自分が座る椅子の後ろに娘を立たせたり座らせたりしながら作業していましたよ。
『◯時までに寝かせるべき』という考えも、単に一つの『べき論』にすぎない、というのが私の考えです」
3. 夫が自分の気持ちを理解してくれないとき
柊「女性と男性は脳やホルモンの特徴に違いがあります。女性には思春期頃から『共感』してもらったり、仲の良い友人と秘密を共有したりすることに大きな喜びを感じます。
女性からしたら『私の気持ちを分かってくれない』と思う部分も、男性からしたら『なんで分からなきゃいけないんだ』という風に感じます。正直、男性にとって『私の気持ちを何で分かってくれないの!?』と泣きながら迫るような女性はうざったくてしょうがないものなのです。
また、男性は表情から相手の気持ちを読み取るのが苦手です。ですから、夫に自分の気持ちを理解してほしいときは、必ず具体的な内容を言葉にして伝えないといけません。
そのときは、自分の『一次感情』を冷静に伝えてください。『男性はそもそも人の気持ちを女性より共感しにくいものなんだ』とゆったり構えてください。
『自分を嫌っていること』と『気持ちを理解していないこと』というのをイコールでつなげないようにしましょう」