片方に「負い目」のある交際
浮気した側にとっては、元の恋人と交際を続けるのは極端に言えば弱みを握られている状態であり、このケースでは浮気相手の詳細を彼女が知っていることで嘘もつけず、ひたすら尽くすことしかできません。
浮気の原因は自分にあり、彼女は「そんな自分でも許してくれた人」という事実を受け入れるのは、負い目を抱えることにほかなりません。
関係の主導権を彼女に握られるような実感が嫌だから浮気の話はタブーなのであり、彼女がそれを汲んでくれていることが救いです。
片方に負い目のある交際は、もうひとりにつながりをコントロールされる恐れがどうしても消えず、まさに「相手しだい」になります。
過去を乗り越えるならふたりの努力が必須
女性に話を聞くと、「あのときの彼の情けない姿は忘れられないけど、それからは本当に大事にしてくれているし、浮気する気配もまったくないし、信じていきたいと思う」とお付き合いを大切にしたい気持ちを持っています。
彼氏に対して優越感を覚えるし「機嫌を取ってもらう側」であることは実感しているけれど、それを前に出さずふたりのこれからに目を向けているのですね。
彼氏が自分を大事にしてくれていると伝わることが、彼女に前向きさを与えています。
浮気の過去は消えないし、そのときの悲しみもつらさもなかったことにはできません。
だからこそ、乗り越えるならふたりの気持ちを揃えること、お互いに愛し続けていく覚悟と努力が必須です。
信頼の回復は、片方だけががんばるのではなく、もうひとりがそれを受け止める器も必要。
ふたりの今後について、一緒に愛情を育てようとする姿勢が絆をより強くします。
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浮気をされたからそれで別れる、というのももちろん選択肢の一つですが、交際を続けるならお互いを信用する気持ちが欠かせません。
その努力に上下があると愛情は育たず、ふたりがともに未来を大事にしたいと思うことが肝心です。
浮気を乗り越えるには、片方だけでなくふたりの心が揃っていることを、忘れてはいけません。