Q.就職サイトからオファーが来ません

相談者 Bさん 24歳 男性 離職中(営業職3年目で倒産) 

新卒で入った会社が、入社3年目に入ったところで突然倒産してしまいました。その後、就職サイトでオファーがかかるのを待っている日々ですが、もう3ヶ月たったのに一件もきません。ハローワークの失業手当もそろそろ終わってしまうし、どうして良いかわかりません。
 

A「オファーなんて、待ちの姿勢ではダメ。こちらから積極的に応募すべきです」

いま転職サイトでは、オファーという企業側から目をつけた人物に、当社を受験してみませんか?との私信がくるプログラムがあります。しかしこれはあくまで、2つの用途にしか使われません。

1つは本当にほしい人材(その企業で不足している職種など)に対して送られる個人向けオファーと、ある一定の年齢や条件に合致した人に一斉に送られるダイレクトメールの様なオファーです。Bさんの場合、第二新卒に近いので、個人向けオファーがくる可能性は極めて低いと言うべきでしょう。

倒産はBさんの責任ではありませんから、不幸と企業側も理解してくれます。しかしこの理解もこちらから応募していかなければ、当然出会いはありません。これは、と思った企業には多少相手が求める条件がずれていても、応募していくべきです。オファーに頼ってはいけません。むかしハローワークの求人はろくなものがないといわれていましたが、最近はだいぶ求人がまともになってきました。失業手当の支給期間が切れた後でも利用できるので、こちらもインターネットで閲覧できますから、とにかく攻めの就職活動をすべきでしょう。迷っているとブランクがどんどん空いてしまい、不利になりますよ。


いろいろな就職・転職の悩みは尽きません。永遠の課題といってもいいのではないでしょうか。もちろん筆者にも悩みはあります。すこしでも、間違っていたり、ずれている就職活動をしている人を軌道修正したいという思いで記事を今日も書いています。

Web制作会社・人材派遣/紹介会社・広告代理店の人事総務。人の人生を決めてしまう仕事という重責に押しつぶされ、ピロリ菌に感染していた胃が真っ赤っか。社屋移転の予算がないときは、自分でオフィスの配線を行い、感電して2週間入院したことも。現在は、中小企業向け人事コンサルティングを行う。孤独で相談相手がいない社長と朝まで激論を交わしたりするが、とにかく本に書いてある理論よりも現場がどうなっているのか、どうしたいのかを聞きまくるのが楽しくてたまらない。