「同じ部署の後輩と不倫していました。
後輩は既婚だけどいわゆる“チャラい”タイプで、社内での評判はあまり良くないけど遊ぶにはちょうどいい相手だったのですよね。
いろんな女性社員とつるんでいたので、私と仲良くしていることもみんな特に気にしていないだろうと思っていました。
大きなプロジェクトが無事に終わり打ち上げで開かれた飲み会で、彼の隣に座りこっそり手を握ったり足を絡めたり、会社にいるときと同じようにいちゃついていたのですが……。
トイレに行こうと廊下に出たら普段あまり会話しない年上の同僚が部屋に戻るところで、会釈して通り過ぎようとしたら『丸見えだからね、気をつけたほうがいいよ』とぼそっとつぶやかれました。
『え、何のことですか?』と思わず聞き返したけど無視されて、しばらく考えたけど私と彼のことしか思い当たらなくて。
心臓が急にバクバクして、他人から見た自分たちの状態を初めて想像しました。
トイレから戻り彼の隣に座ったけれど動悸が激しくて落ち着かず、その同僚の視線を避けたくて上司のもとへ移動しました。
彼は『どうかしたの?』と不機嫌そうだったけど同僚の言葉は言えず、それ以来会社でも人の目が気になって彼との接触を避けています。
これまでも自分たちが気づかないだけで不倫を疑っている人はいただろうと思うと、本当に怖くなりましたね……」(32歳/営業)
じゃれあう女性は自分だけじゃないから、と気を緩めて過ごしていたら、実はばっちり見られておかしな関係を疑われていた。
同僚があえて“忠告”したのは、その姿がやはり醜悪だからではないでしょうか。
「周囲に笑われているのかも」と思う瞬間は、青ざめても時すでに遅し。
完全にバレてしまう前に、関係を切るのが最善といえます。