「夫とは、40歳のときに一度、私から離婚を切り出しました。

夫のモラハラがひどく、正社員で働きながら家事も育児もひとりでやっている私に『もっと家にいる時間を作れ』と迫るのが耐えられなくて。

でも、そのときは夫に反対され、一人娘にも『待ってほしい』と言われて諦めました。

娘は離婚に反対でしたが、それは父親にかわいがられているからで、家にいればあれこれと文句ばかり言われる私は孤立している状態でした。

『娘が大学に行ったら離婚しよう』と決めて、それからは仕事をがんばって貯金を続け、何とか娘の進学が決まったとき、ふたりに『出ていくから』と言いました。