「婚活アプリを始めたのは25歳のとき。

比較的、結婚に真面目な人が集まるというアプリでした。25歳の私は若かったので、毎日たくさんの“いいね”が来て、厳選してやりとり、さらにそこから会う人を決めるという感じでした。

まさに選び放題。そうなると、ちょっといい感じだなって人と付き合っても、『もっといい人がいるはず』と新たな出会いも平行しながら彼氏と付き合うようになってしまって。

それが原因なのか、すぐにフラれるようになりました。アプリをやめていないことや他の男性とのやりとりがバレてしまったり……。

彼氏と一緒にいるときもアプリで返信していました。それを隠すため彼氏に気づかれないよう、すぐに画面を変更するために電子マンガのページをスクショして差し替えていたり、ちゃんと対応していたんですけどね。

納得いかないけれど、バレなくてもフラれてしまうこともあります。出会いを探しながらだと、今の彼氏を大事にできていないとかなんですかね……」(28歳/女性・事務)

今は自分から動けばさまざまな出会いの場が用意されています。人は多くの選択肢があると、ひとつに絞れなくなる生き物なのだとか。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはよくいったもので、本人も自覚があるように、目の前の彼氏を大事にしていないのであれば、相手から大事にされるわけがないと思ったほうがいいでしょう。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。