結婚生活を送っていくなかで、一度くらいは「離婚したい」と思ったことがある人もいることでしょう。ただの愚痴なら、仲のいい友達に思う存分つき合ってもらうだけでスッキリするかもしれません。
でも、なぜか本気で悩んでいるときは、仲のいい友達でも相談することを躊躇してしまう人もいます。
では逆に、ママ友や身内から「離婚したい」と相談されたら、貴女はどのようなアドバイスや対応をするのでしょうか?
今回は、『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』の著者で、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光が、“「離婚したい人」へのNGアドバイス&適切な対応”についてお伝えします。
「離婚したい」と相談されたときのNGアドバイス
1:「離婚しないほうがいいよ」と、何がなんでも阻止する
もしかして身体的暴力や精神的暴力を受けているかもしれないのに、貴女の勝手な判断で「離婚しないほうがいい」という軽率なアドバイスをするのは避けたほうがいいでしょう。
仮にDVの被害を受けていなかったとしても、同じです。
「子どものために離婚しないほうがいい」とか「我慢が必要」とか……本当にそれが、その人のためなのでしょうか?
いくら仲のいい友達であっても、他人である貴女が、人の人生を左右する「離婚する、離婚しない」を決めたり、押し付けたりすることなど、あってはならないことなのです。
2:「離婚したほうがいいよ」と、その友達の意見に賛同する
「離婚したい」という友達の気持ちを、一見尊重しているようにも聞こえますが、専門家の筆者からみたら“無責任”としか言いようがありません。
貴女はいったい、どれほどその友達の夫婦関係や、家庭事情を知っているのでしょう?本当に、離婚するしか解決策はないのでしょうか?
「離婚したい」と口にする友達の言葉を、そのまま信じて安易に離婚を勧めたりしないように慎重に対処してください。