NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、五島の船大工・木戸豪を演じる哀川翔からコメントが届いた。
本作は、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。
木戸は、舞の祖母・祥子(高畑淳子)と懇意にしている船大工で、祥子の亡き夫が操縦していた船を造った。息子が島を出て、家業を継ぐ気がないのを寂しく思っている。
哀川は「“朝ドラ”は初出演なんですよ。大河ドラマには何度か出演しているのですが、朝ドラには本当に縁がなくて。やっぱり朝の風景に、俺のイメージはちょっと合わないような感じだったんでしょうね。だから今回、オファーが来て驚きました」とコメント。
続けて、「でも、朝ドラはよく見てるんですよ。朝は早くから起きて朝ごはんは7時ぐらいには食べている。ドラマが始まる時間は、犬の散歩も終わってゆっくりとしている感じです」と明かした。
演じる木戸については、「長く島に暮らしてきて、それなりに年を経て、コミュニケーション能力にすごくたけている人間なんだと思います。そうした島の人の温かさを出していきたいと思いながら演じています」と語った。
また、「夫を亡くした祥子たちを見守るのも、祥子の亡き夫が操縦していた船を造っていた信頼関係があったのだろうけど、何かあったら助けるぞ、という気持ちでいるんだと思います」と推測した。
「釣り好きな木戸がタイやサバを釣っては、祥子の家に持ってくるのは、普段の僕と全く同じ。先日もアジやイサキを50~60匹程度釣ったので、近所に配り歩きましたから」と笑う。
「五島列島は釣り好きの聖地と聞いていたので島のロケも楽しみでした。オフの日に船釣りを計画していたけど、5月なのに風が冷たくて断念したんです。機会があればまたぜひチャレンジしたいです」と語った。
舞役の福原とは初共演。その印象については、「明るくて現場を楽しんでいますね。ヒロイン像にぴったりだと思います。これからいろんなことを体験して、いろんな人たちと絡んでいくと思うけど、そういう一つ一つがヒロインの力になっていくんじゃないかな」と語った。