「このままじゃいけない」と感じたきっかけとは

「彼の部署とは同じフロアで、給湯室なんかでたまに顔を合わせると気まずかったです。

向こうは中途半端な状態で関係を切った側だって自覚があるのか、挨拶するときも目を合わせないしよそよそしい言葉遣いで。

そんな接し方をされるのがストレスで、『もうその気はないから』と言いたくなるときがあります。終わったよね、と。

でもこちらからわざわざ関係を蒸し返すようでそれも嫌で、彼とはなるべく会わないように気をつけていました。

そんな状態のときに、彼と親しくなるきっかけになった合同プロジェクトの話がまた持ち上がって。

『以前と同じ担当で』と決まり、ふたたび彼と仕事上で関わることになりました。

気は重いけれど、彼も社会人なら過去は割り切って集中してくれるだろうと思って、社内メールで内容について送りました。

だけど返信はなく、同じ部署の人から『○○さんから、メールについてOKですってあなたに伝えてと言われた』と肩を叩かれたときは、幼稚というかいつまでも過去を引きずって仕事に持ち込む姿に心底がっかりしましたね。

社内メールすらまともに返せないような人になぜ私が振り回されないといけないのか、腹が立つし面倒くさいし、『これじゃいけない』とどうすればいいか考えました」

さりげなく第三者を巻き込むことで…

「彼の部署には私と同期の男性がいて、普段から情報交換などで連絡をとっていたので、思い切って彼の様子について尋ねてみました。

『今回のプロジェクトは気乗りしないし、誰か代わってほしいって文句を言っていた』と聞き、もう信用できないと思いましたね。

彼がどうかしたのかと聞いてくる同期に、『仕事以外で関わる気はないので真面目にやってほしいと伝えて』とお願いしたら驚かれ、『メールの返信がないから部署のみんなが困っている。この人とは何もないけれど、私が自分に気があると勘違いしているのかも』と言いました。

部署のみんなが困っているはちょっと大げさだけど、実際にこのままじゃ進行に支障が出るし、私に個人的なわだかまりを持たれても困るのは事実です。

同期は『去年も一緒で仲がよかったのは俺も知ってるけど、それで調子に乗ったのかな』と言って、必ず伝えると約束してくれました。

次の日から、業務について送った社内メールによそよそしい言葉でも返信が来るようになり、ほっとしましたね。

他人を巻き込むのはいいやり方じゃないかもしれないけど、他人から指摘されたらかなり気まずい思いをするはずで、私は過去は何とも思っていないことも伝わればいいなと思いました」