2022年1月20日に東京・神楽坂にオープンした「サーモンnoodle3.0」は、その名の通り“サーモンラーメン専門店”。
まるごと一本買いしたサーモンに、料理を科学するフレンチの高等技術“分子ガストロノミー”を掛け合わせた世界初のラーメンを実食レポート!
フレンチ14年の技術を活かし、最先端の分子調理によって生み出した「サーモンラーメン」
東西線「神楽坂駅」から徒歩1分の場所にある「サーモンnoodle3.0」は、食通たちがこよなく通うグルメ激戦区です。
そんなエリアに登場した「サーモンnoodle3.0」では、総料理長の坂 祥太さんがフレンチ14年の技術を活かし、最先端の分子調理によって生み出した「サーモンラーメン」が味わえます。
店先にはラーメンとは思えないほど美しいビジュアルの「サーモンラーメン」の写真が添えられたメニューが置かれています。
外観もラーメンというより、オシャレなパスタ屋っぽい感じなので、女性客が1人でも気軽に入れる雰囲気。取材時も、ほとんどのお客さんが女性でした。
モノトーンのインテリアで統一された店内は、落ち着いた照明でホッと一息つける感じ。
カウンター席は全て壁側を向いているので、1人で来店し、じっくりとラーメンと向き合えそうで良い。
オーダーは券売機で食券を購入するシステムなのがラーメン店っぽい。
今のところそれ以外ラーメン店らしさは感じられません。
一番人気は「白サーモン」!「サーモンめし」をセットにするのがお勧め
スタッフにお勧めを聞いたところ、定番の「白サーモン」(970円)と「サーモンめし」(150円)が同店の人気メニューだそう。
今回はスタンダードなメニューを味わってみたいと思い、お勧め2点をオーダーしました。
席で待つこと5〜6分。出てくるのが早い!
まずはその美しいビジュアルに驚きます。
思わず「パスタやん……」と呟いてしまうほどですが、洋風な香りが漂う隙間からほんのりと「ラーメン」の香りがするから不思議です。
トッピングの「バゲット」(150円)も人気だそうなので頼んでみたのですが、ラーメンとパンの組み合わせなんて普通のラーメンでは考えられませんが、変わった組み合わせにすることで、食べる前の高揚感が増します。
美しい一皿をまずは目で楽しんで……とはいえラーメンなので早く食べねば。
早速レンゲでスープをすくってじっと眺め……「パスタやん」とまた呟く。
スープを一口飲んでみると、豆乳や人参エスプーマなどが相まって、まろやかさがクセになる味わい。
パスタっぽいのかな?と一瞬は思うのですが、遠い向こうのほうからラーメンが「おーい!」手を振って駆け寄ってくきます。だが、まだ100mくらい離れた場所にいる感じ…。
そしてスープの旨味の肝になっているのが「サーモンオイル」。サーモンの肝から抽出したオイルだそう。
このオイルがサーモンの風味と味わいをより一層濃くしています。