「ジムで知り合った男性と不倫していました。

ジムの仲間たちには言わずこっそり付き合っていましたが、向こうが別の会員さんにも手を出したことがわかり、本当に嫌気が差して別れたのが3ヶ月前。

勢いでジムも辞めてしまい、仲間からは心配する連絡をもらったけれど返事をするのも苦しかったですね。

結局みんなとも会わなくなって、しばらく落ち込んだけれど気を取り直してまた別のジムに通おうと思い立ちました。

家からは少し遠いけれど設備の整った大きなジムに入会したら、なんと前のジム仲間にばったり。

逃げ場がなくあれこれと辞めた理由を詮索されて、体調が悪かったことにしたけれど今度は『どうして戻ってこないの?』と不審な顔をされて困りました……。

その人は以前のジムにも通っていて、私をここで見かけたことを周りに話すだろうなと思ったら次からもここで会うのが嫌になり、結局お試し期間で辞めてしまいました。

大きなジムはあと1軒しかなく、いっそ個人経営のところにしようかと思っています。

不倫のせいで居場所を作れなくなるとは思っていませんでした」(36歳/営業)

ジムのように特殊な環境は、施設の数が少なくてこのケースのように掛け持ちをしている人もいます。

離れたと思っても別の場所で知り合いと会ってしまえば、そのときのつながりにいつまた巻き込まれるかわかりません。

不倫は終わっても、選べる居場所が少なくなるのはよくあること。自業自得ではありますが、この苦しみを誰かと共有できないのも事実です。

自分の首を後でしめるような関係は、そもそも持たないのが正解といえますね。