「彼女とのおうちデートでもう帰ってほしいと思ったのは、僕に断りもなく髪を染め始めたとき。

外でランチを食べて僕の部屋に移動、荷物を下ろして座るなり『今日はこれがしたくて』とヘアカラーの箱を取り出し、『え、ここでするの?』と驚いたけど彼女はお構いなしで。

『ケープが付いてるから部屋は汚さないよ』と彼女は言うけど、やっぱり気になるし匂いが部屋に充満してきついし、そもそもふたりでいるときにすることじゃないと僕は思いましたね。

コームで薬剤をつけ終わったら『動くと液がたれそうだから』とお茶を入れることを要求する彼女を見たら、さすがに『自分の部屋でやればいいのに』と本音が出ました。

彼女はカチンとした顔で『ついでだからいいでしょ』と返してきて、僕とのデートにしたいことを一方的に持ち込む自分を悪いとは思っていないようでした。

お茶は出したけど、『悪いけど、それが終わったら帰ってほしい』と言って後は放置、僕はずっとマンガを読んで過ごしました。

薬剤を流すときも無断でシャワーを使っていてモヤッとしたけど、タオルだけは自前のやつを持ってきていたことが後でわかってほっとしました。

タオルを用意してまで僕の家ですることを考えていたのなら、やってもいいかって確認も忘れないでほしいです。

彼女であっても、図々しい言動はちょっと受け入れにくいですね」(31歳/配送)

「デートのついでに」彼氏の部屋で髪を染める言動は、そもそもふたりの関係を大切にしていないと思われる可能性があります。

彼女の用事にふたりの時間を奪われる彼氏の気持ちを考えれば、前もってOKかどうかの承諾を得るのがマナーですよね。

タオルを持ち込む用意周到さも、かえって図々しさが目立つといえます。

それは今するべきことなのかどうか、考えてみる姿勢を忘れたくないですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line