「救心」はプレゼンの緊張時にも使える!
「どうき、息切れ、気つけに」というセリフと、「♪救~心 救心」のサウンドロゴでおなじみ、救心製薬の看板商品「救心」。
階段をのぼって息が上がるときに…なんて映像をCMで目にしていたせいか、いわゆる滋養強壮系の薬だと思っていたのですが、公式サイトをよく見ると、「循環器系のバランスを整える」薬で、効能として挙げられている「どうき、息切れ、気つけ」とは、かいつまんで言いますと、以下のように解説されています。
どうき…心臓の働きが低下し、脈拍を増やすことで、送り出す血液の不足を補おうとしている状態
息切れ…心臓の働きが低下し、血液(酸素)を送り出す量が不足するため、呼吸を活発にしている状態
気つけ…心機能低下や血行の不全により、脳への酸素・栄養分補給が低下している状態を、薬により改善させること
息切れの解説には、こうも記されていまして、
激しい運動をしたときには誰でも息切れがしますが、軽い運動で息切れを感じるような場合には呼吸器の疾患だけではなく心臓の働きが低下していることが原因として考えられます。
つまり「息切れ」は、激しい運動で息が切れる状態ではなく、ちょっとした運動で息が切れてしまう状態というわけですね。相棒のピンチを救ったあとに疲労回復のために「ファイト!一発」するのとは少々状況が異なるのです。
効能書きには上記の3つが記載されていますが、公式サイト「こんなときにお試しください」のページでは、より具体的なシチュエーションが紹介されています。
・自律神経系のバランスを調整
・足のむくみ
・めまい
・たちくらみ
・頭がボーッとするとき
・緊張によるドキドキ、胸の苦しさ
自律神経を整えたいときや、人前に出たときの「あがり」「ドキドキ」にも役立つとは…。プレゼンや発表時には、「人の文字を書いて飲み込むおまじない」の代わりに、救心が使えるということですね。小さなサイズながら、非常に苦いため、間違ってもかみつぶしたりしないようご注意ください。臥薪嘗胆気分を味わえます。
ちなみに、「救心」の製品としての歴史は、1913(大正2)年にさかのぼり、創業家の家伝薬「ホリ六神丸」として販売したのが始まり。それに改良を加えたのが、現在販売されている「救心」だそうです。「ホリ六神丸」は、現在も救心製薬で販売されています。