収納スペースが少ない家の収納術
リビングといっても、家庭によって広さは異なりますし、収納スペースの有無や広さも異なりますよね。
収納スペースが少ない場合には、どんな風に収納するのがいいのでしょうか。
壁を有効活用する
ほしの「壁を有効活用しましょう。例えば部屋の隅の壁を使って、フックと網でハンモックのようなものを作り、ぬいぐるみを収納します。
また壁に棚を付けてミニカーなどをディスプレイ収納することも可能。子どもの工作などは写真を撮って壁に貼って飾ることができますよ。
天井と床で突っ張るタイプの棚にかばんや帽子、洋服などをかけて収納するのもおすすめです」
すぐに使わないものはコンパクトにまとめる
ほしの「スーツケースに普段使わないかばん類をすべてまとめて入れる方法もあります。
オフシーズンの布団や毛布は、カバーをかけてソファーやクッションとして使用することもできますよ。もしくは圧縮して立てるとコンパクトに収納できます。
思い出の服やぬいぐるみなどの布製品も圧縮すると空いたスペースを有効活用できます。写真や書類はデジタル化して保存できます」
片付ける時間を確保できないママ・パパの片付け術
リセットする日を決める
ほしの「現代のママやパパは本当に忙しいと思います。仕事や家事、育児に加えて、完璧に片づいたお家をキープするのは、かなりむずかしいものです。
1週間に一日、リセットする日を決めてしまいましょう。それ以外の日は散らかっていてもOKとするのです。見た目を綺麗にするのは後回しにして、まずは『家族みんなが、どこに何があるかがわかる』状態を目指しましょう」
モノを減らす・仕分けする
ほしの「モノがあると当然、片づけをしなくてはいけません。モノを処分するのがむずかしければ、分けてしまいましょう。
「今使っているか、使っていないか」でモノを仕分けし、使っているものだけを生活スペースに配置します。必要なものだけで生活すると、すぐにモノが取り出せるので時短にもつながります。
紙類をデータにするのもおすすめ。私は園からのお便りはすべてデータ化してアプリで管理しています」
時短片付けの仕組みを作る
ほしの「すぐに片付けやすい仕組みを作っておくのも一つの方法。一緒に使うものはまとめて収納し、使用する場所の近くに収納しましょう。
例えば、園に持っていくハンカチ・ティッシュ・マスク・給食セットなどはひとまとめにして登園バックの近くに収納すると、朝の身支度が楽になります。
他にも、洗面所に下着やパジャマを収納する、玄関近くに靴下や帽子を収納する、玄関に印鑑やペン、ハサミを収納する、クレヨンや色鉛筆とスケッチブックをひとまとめにしたお絵かきセットを作って机の近くに収納する、パズルは台紙とピースを一緒に収納するなど、ちょっとした工夫が時短につながります」
子どもへの片付けのうまい声かけの方法や、リビングやおうちの中の効率的な片付け、整理収納術を教えていただきました。たくさんのヒントがあったのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【取材協力】ほしのえみこさん
札幌在住、3人男児のママ。親・子の片づけマスターインストラクター、整理収納アドバイザ-、アンガーマネジメントファシリテーター。家族は5人(夫・息子3人/9歳・6歳・3歳)。元片づけ苦手&元イライラママが穏やかで心地のよい暮らしを実現。経験を元に悩めるママやパパの育児を全力応援している。