「一つ年下の彼女は会社の後輩で、同じ部署で働くうちに好きになりました。
僕のほうから告白して付き合い始めましたが、彼女が交際を隠したがったので周囲には知らせず、こっそりと社内恋愛を楽しむような状況でしたね。
あるとき、彼女から『同期に気づかれた気がするから、社内で少し距離を置きたい』と言われ、素直に聞いていたら別の部署と男性と手をつないでいたと同僚から聞いて。
彼女に問い詰めようかとも思ったけど、黙っていたのはその男性が彼女の元彼だったから。
『今は本当に何もない』と言っていたのに、会社で僕と離れてからその人と一緒にいるところを見かけるようになり、浮気だろうなと内心思っていました。
つらいし苦しいけど、思い出したら僕との付き合いを隠したがるのも元彼とのつながりがあったからか、とか思うと腹が立って。
すぐに別れたい気持ちがあったけど、癪にさわるのでずっと気が付かないフリで交際を続けました。
彼女と元彼の噂はその後も流れ、彼女からの連絡は減っていき、週末に会う約束もしなくなった頃に『別れたい』と言われて終わりました。
最後に『俺との付き合いはなかったことにしてほしい。周りに言わなくてよかった』と捨て台詞を吐いたことだけ、後悔しています」(32歳/営業)
社内恋愛で彼女に浮気されると、その「実態」がすぐに耳に入るのがつらいところ。
距離が近いからこそ見えてくる恋人の不誠実さは、愛情が冷めると同時に悔しさも湧いてきます。
すぐに別れず関係を放置するのは一矢報いたいからで、こんな流れで終わりを待つ男性もいるのですね。