3: 問題が起きたときに言葉遣いが変わる

「付き合っていたときにあまり喧嘩をしないまま結婚してしまい、結婚してから元夫の性格がかなりのモラハラだと気付きました。

思い返すと交際中に一度だけ、意見が大きく異なった出来事があって、そのときに元夫の言葉遣いが普段とかなり違って、冷たくトゲトゲした言い方だったんですよね。

当時は『喧嘩しているからヒートアップしているんだろう』と流してしまったんですけど、結婚後に元夫のモラハラが激しくなるにつれて、あの時の冷たくトゲトゲした性格が実は本性だったと確信しています。

問題が起きたときに、どんな態度や言葉遣いをする人なのか、結婚前に冷静に見極めておくに越したことはない気がします。

私は、あそこでもっと深刻に考えていれば、結婚後にモラハラに苦しむことはなかったんじゃないかなと思っています。

今は離婚しましたけど、離婚をするときにも“自分には非がない”という態度で、こちらにいろいろとイチャモンをつけてきました。

モラハラ夫と結婚すると、離婚するときも大変です」(38歳・女性)

トラブルが起きたときに本性が垣間見えることもありそうです。「喧嘩だから仕方ない」と思わず、冷静に判断したほうがよさそうですね。

モラハラ夫と別れた女性は皆一様に「離婚するのもひと苦労」と話します。一瞬見過ごしてしまったことがのちのちに響いてきてしまうのです。

モラハラをする人には、いわゆる“外ヅラ”がいい人も多く、交際中にはなかなか気づきにくいことも。

結婚を考えている相手に上記で紹介したような兆候や違和感があるのであれば、見逃さずに観察してみることが大切です。

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」