「元カノと別れたのは、俺が元カノの前に好きだった女性がいるサークルに通い続けたのが原因でした。
片思いで向こうには相手にもされていなかったし、趣味のサークルで仲間もいることは彼女も知っていたのに、『その女性と仲良くなったらまた気持ちが戻るんじゃない?』と言うので困っていたのは事実です。
『今は君のことが好きなのに、信じてくれないの?』と返すと『そういう話じゃない』と言うし、その女性との関係を気にする気持ちはわかるけれど俺だって好きな趣味を捨てるのは難しかったです。
『サークルならほかにもあるでしょう』と元カノは言っていたけど、長く通っていて友人も多いし、俺に非はないのに彼女の存在だけで辞めることはできませんでした。
サークルに行く曜日になると彼女との雰囲気がギクシャクするのが嫌で、いつしか話題にも出しづらくなり彼女に黙って通っていたら、ある日『最近全然サークルのことを言わなくなったけど、浮気でもしているの?』と言われて。
『浮気なんてしてないよ』と返したら『私がこれだけ嫌がっているのに行けるなんて、会いたい人でもいるのかと思って』と嫌味のような言葉が飛んできて、これに腹が立って別れました。
彼女の言い分をのんで辞めなかった俺が悪いのか、俺を信じてくれなかった彼女が悪いのか、今でもわかりません」(男性/35歳/営業)
片思いであっても、自分の前に好きだった異性がいる場に恋人が足を向けるのを見て、気持ちが戻ることを心配する気持ちはわかります。
それを汲むのが正解だったのか、信じてくれない恋人のほうに非があるのか、問題なのはふたりの信頼度。
不安を払拭するだけの信頼が育っていないと、お互いに信じてくれない恋人の姿に傷つきます。
こんなケースは、本音をきちんと伝えあってふたりが納得できるやり方を探すのが最善といえます。