「派遣社員として出向いた会社で、指示をくれる既婚の上司が頻繁に話しかけてきては私のことを探ってくるのでストレスでした。
『彼氏はいるの?』『ひとり暮らし?』など、平気でプライベートなことを聞いてくるので、『彼氏はいるし実家に住んでいます』と嘘をついていましたね。
仲良くなった女性から『○○さん、馴れ馴れしくて嫌だね』とその上司の様子について言ってくれて、ストレスだしやめてほしいことを相談できたのが救いでした。
あるとき、仕事が終わって帰ろうとしたらドアを出たところでその上司に呼び止められ、隅に連れていかれて『食事に行かないか』と言われました。
人目につかないところで顔を寄せてくることにぞっとして、とっさに『それなら○○さんを誘ってもいいですか?』と仲良しの女性社員さんの名前を挙げたら無言になり、その隙に挨拶をして逃げました。
すぐその女性に電話して『ごめんなさい、名前を出してしまった』と謝ったら『気にしないで。それで逃げられるならいいよ』と言ってくれて本当にうれしかったです。
『セクハラだし、度が過ぎるなら上に相談しようね』と話して、次の日からなるべくひとりにならないように気をつけていたら、上司からの接触が減ってほっとしました。
その人の了解はもちろん必要だけど、あえてほかの人を巻き込むのもこんな上司には有効かなと思います」(32歳/デザイナー)
何とかふたりきりの時間に持ち込もうとする上司には、「私は望んでいない」というアピールが重要です。
ほかの人を誘う提案は、その気がないことを示す有効な手。
これで誘いを諦めるなら、明らかに下心があった証拠でもあります。
味方になってくれる人がいると心強いですね。