「リメンバー・ミー」という特別な曲
「リメンバー・ミー」は『アナと雪の女王』の作曲家でもあるロペス夫妻による曲。
インタビュー前日に行われた来日記者会見では、「この曲は、劇中で歌う人や誰に捧げるかによってによって歌詞もメロディも同じなのに歌の意味が変わってきます。」と語っていたエイドリアン共同監督に、他の曲との違いを伺いました。
ーー「リメンバー・ミー」にはなぜ何度も歌われる曲になったのですか?
『リメンバー・ミー』のテーマとして自分の家族のストーリーや歴史を知るにつれ、自分はあることを信じていたのに、それに違う光があたるということを描いています。
そのクオリティを示すために、自分の家族の歴史を知っていくたびに新しい意味が加えられていくというのが非常に娯楽的な意味でできるといいなと思いました。
なので歌う人や場面によって同じ歌詞によって意味が変わってくる歌にしました。
映画タイトルの意味とは?
ーー『リメンバー・ミー』の原題は『Coco』ですが、なぜココばあちゃんの名前をタイトルにしたのですか?
この映画のテーマは故人のことを忘れないというものがあります。
ココが代表しているのは、ミゲルの家族の中で一番年上の世代ということ。
一番年上であるということで、彼女が語らなければ消え去ってしまう、彼女は歴史のストーリーを守っている人です。
それが「死者の日」というコンセプトととても一致していると思いました。
一番年上の世代、祖先を大切にするということを強調するとともに、それを学んでいくことを伝えられればと思ってタイトルを決めました。
ーー最後に日本のディズニーファンへメッセージをお願いします。
驚きがたくさんある映画です。
例えば「死者の国」や音楽、家族、などその瞬間瞬間何が出てくるかわかりません。
最後までミゲルのストーリーを興味を持って追いかけていくことができると思います。
この全く新しい世界、美しい家族をぜひ観てください。
映画『リメンバー・ミー』
2018年3月16日(金)全国公開