開店と同時に大勢の客がどっと押し寄せた
11時半の開店と同時に20名以上が入店。ひとり客、2人客、グループ客など老若男女いろいろな客が入ってきた。
荷物を席に置くと、入店時にスタッフから渡された皿を抱え、料理が並ぶテーブルに集まってくる。
とくに混乱もなく、テーブルの一番手前から行儀よく一列に並んだ。自分の番が来ると、食べたい料理をトングで皿にとる。
その後、会社の同僚らしいサラリーマンが数名入店。英語で会話をするグループもいた。鉄道関係者とおぼしき制服姿の男性6名が来店。ボックスシートがあるので、仲間同士で話をしながら食べ放題を愉しめるのが魅力のようだ。
12時頃。テーブルの行列がなくなったところで、筆者も料理を食べることにした。
一番先になくなった料理はデザートだった
開店時から一番最初になくなる料理をチェックしていた。結果は想定外。揚げ饅頭が真っ先になくなったのだ。
じつは、料理にはメニュー表記がいっさいない。鶏の唐揚げの脇に、大きな揚げ物が置かれていることから「主菜」と思われ、取っていった人が多いような気がする。
その次になくなったのが海老マヨ。筆者は海老マヨを取ろうと思い二度並んだが、空振り。
でも、ご安心。
料理がなくなったり、少なくなるとホールスタッフが厨房に伝え、しばらくすると作りたての料理が運ばれてくる。三度目の正直で海老マヨを食べられることができた。
黒酢酢鶏と小籠包に感動した
以下、特に印象的だった料理を紹介する。
鶏の唐揚げ/生姜をきかせた唐揚げだろうと思っていたら、こちらも想定外。中国料理で使われることが多い五香粉なのか、八角がきいていた。サクサクでカリカリ。
海老マヨ/大ぶりのエビを使っており、1尾でもそこそこボリュームがある。けれど、一度に作る量が少ないのか、他の料理よりも盛られている量が圧倒的に少ない。海老マヨは何度も運ばれてきたが、いつもすぐに売り切れ。海老マヨがあったらラッキー。確保すべき。
黒酢酢鶏/豚肉かと思ったが、これも想定外。鶏肉を大きめに切った玉ねぎやニンジンと一緒に炒めてあった。お代わりしたぐらい美味。
麻婆豆腐/甜麺醤がきいていた。入店時に受け取った皿ではなく、スープの近くに並ぶ器とレンゲを取り、これによそったほうが食べやすい。同じ器にご飯を盛り、麻婆豆腐と一緒に食べるべきだった。
炒飯/食べ慣れた、いつもの炒飯ではなかった。五香粉で味付けしているのかも。
焼きそば/四川料理には焼きそばはないはず。とはいえ、いつものソース味なので大歓迎。
小籠包/蒸し上がったばかりのアツアツがセイロで届く。齧った瞬間、肉汁が飛び散るので要注意。女性はレンゲに移し、箸で割って食べたほうがいいかも。
揚げ饅頭/美しい揚げ色に魅了され、手を出す人が多い気がする。食べた瞬間、揚げ饅頭だと初めてわかる。デザートなので食後に取るべきかも。あまり甘くないので甘いのが苦手な人にもおすすめ。
杏仁豆腐/食後にこれを食べると口のなかがさっぱりする。