ラストのトークセッションは、歌広場さんのプロデュースするフルーツパーラー「オータムリーフ」のスタッフでシンガーソングライターの大成亮祐さんが登場。

即興を得意とする大成さんはゴールデンボンバーの『Dance My Generation』や中島みゆきの『糸』のカバーやオリジナル曲『カレーの好きな九官鳥の歌』を披露し、大盛況でイベントは締めくくられました。

 

歌広場さんインタビュー

―今回の物産展をやってみていかがでしたか?

歌広場:僕のファンの方を中心に、500人以上の方が来てくださいました。このイベントを発表した時から、みなさんものすごく応援してくださっていて。今日の盛り上がりもちょっと予想以上でした。みなさん楽しんでくださってますし、和やかに進行できててすごくうれしいです。
 

今回のイベントの趣旨は「復興支援」なんですよね。ありがたいことに農林水産省や区の後援もいただいて。

今、本当に農業って危ないんですよね。ここに出展することによって、農産物の安全性をアピールすることができたり、復興支援はまだ続いているんだよって言うことをみんなに知ってもらえるようなイベントにしたいと考えていました。

「物産展」と言われて、若い子…ボクらのファン層はいまいちピンとこないと思うんですよね。今日のイベントもネットでみなさんの感想をチェックしてると「思ったより堅苦しくないんだ」とか、今まで物産展や復興支援のイベントがあっても、なんとなく自分たちとは遠い物なんじゃないか、自分たちは場違いなんじゃないか、みたいな状態だったところに、僕らが間にはいることで、ワンクッションおいてよりわかりやすい形で伝えられることができるということが、今回少し実感できたと思います。

―フジテレビでの復興支援プロジェクトや全国ツアーの福島ライブでの物産展の反響はどんなものだったのでしょうか?

歌広場:「ゴールデンボンバー」というバンドの性質と組み合わせて、より反響が大きくなっているということでしょうね。つまり、ふざけてることばっかりやっているような人たちが、フジテレビの番組内で、津波の影響で塩害にあった田んぼをまた使えるようにするために、コットンを植えるという企画があったんです。

やっぱり目の周り真っ黒なヴィジュアル系が汗水たらして農業やっているという光景って中々ないじゃないですか。そういうのもあって、より反響を感じることができましたね。興味を持ってもらいやすかったのかなと。

―今後の展開は?

歌広場:今後も物産展という形に限らず、何か企画したいと思っています。どんなものになるかはわからないですけど、可能性は無限だと思うんですよね。ゴールデンボンバーが楽器を捨てることによって音楽の可能性を見いだしたバンドなので(笑)、型にとらわれないで、なおかつ関わった人みんなが笑顔になれるようなことをやりたいと思っています。