夫婦の家事分担、どうしていますか? 100%妻が担当しているワンオペ家庭もあれば、完全に5:5になるようにきっちり分けている家庭もあり、夫婦によってその割合はさまざまなのではないでしょうか。

2022年2月に大手清掃サービス会社の「ダスキン」が行った、共働き世帯の20~50代の男女を対象に実施した調査では、最も多かった共働き世帯の家事分担比率は「夫1割:妻9割」という結果に。

現在、7割近い世帯が共働きとなっているにも関わらず、この家事分担は偏りすぎていると言わざるを得ませんよね。

とはいえ、夫婦の家事負担の割合は家庭によって最適解が違うはず。

本記事では、パパとママで家事分担の担当を決める際、揉め事につながりにくい決め方を周囲のママたちにリサーチ。

ママたちの声とともに、夫婦喧嘩にならないためにはどういうふうに決めたらいいのかをご紹介します。

「家事分担」ケンカにならない決め方

1:夫婦それぞれが得意分野を担当する

最も多かったのが、夫婦それぞれがざっくりと得意分野を担当するというもの。

「自分は料理、夫は掃除をメインに担当しています。なので食材の買い出しや洗い物は私、掃除用品のストックの補充やゴミ出しは夫など、メイン担当に付随する“名もなき家事”もそれぞれでやっています。お互いの苦手を補い合える分担なので満足しています」

「私はとにかく料理が苦手なので、それを夫に担当してもらえるだけでありがたいです。夫が平日残業などで作れないときだけ私が作ったりお惣菜やテイクアウトで対応することもありますが、基本はお弁当作りも含め夫が料理担当。その他の家事はほとんど私ですが、毎日の献立を考えないで済むだけでかなり楽なので、不満はほとんどないです」

夫婦で得意分野が違う場合は、お互いが苦手なことをやらずに済むので感謝も生まれやすく、最も有効な策かもしれません。

ただ、夫婦ともに得意や苦手な分野が同じであったり、お互いに家事全般が苦手・嫌いである場合は、「できる家事をやる」では真正面からぶつかってしまう可能性が。また別の分担方法が必要になります。

2:平日と休日で担当を分ける

続いて挙がったのが、家事分担を家事の種類ではなく平日と休日で分けるというもの。

「平日は勤務時間の関係で私がご飯を作っていますが、休日は基本的に夫が担当。掃除や洗濯も平日は私がやりつつ、休日の布団干しや掃除機がけなどは夫がやっています。

買い出しなどは休日に家族で。共働きですが、夫は平日ほとんど家事をする余裕がないので、家事分担の割合を平等にしようとしたら、なんとなく平日と休日で分ける形に落ち着きました」

平日、妻が育児にフィットするために時短にしていたりするとなおさら、共働きでも妻が家にいる時間が長く、家事育児の負担が増えるもの。

そのぶん休日の家事を夫がメインで担うことで、できるだけ全体のバランスをとるというやり方です。

休日に夫が家事をしていると、見える分やり方に口出ししたくなるかもしれませんが、お互いの家事のやり方にはできるだけ口を出さずに見守るのがコツだというアドバイスも。

お互いの領域には踏み入らず、尊重するのがケンカしない分担の進め方かもしれませんね。