夫側の声
子どもが生まれた後
「子どもができたくらいから、妻への恋愛感情はなくなったと思います。でも、仲はいいですよ。家族としては申し分のない相手。ただ、男女の関係はもうないし、復活もしないと思います。それ自体も不満ではないので、もう完全に恋愛感情はないですよね(笑)。まぁ、家族ってそういうもんだと思ってます」(男性/35歳/不動産)
他にも「妻への恋愛感情はもうない」と答えた男性は少なくありませんでした。
ただ、この方と同様、「家族としては大事」「パートナーとしては大事」といった意見がセット。タイミングとしては、「子どもができてから」が最も多いのが特徴的でした。子どもができて妻の感情や体のコンディションが変わるのに伴い、夫の気持ちも変化するのだと考えられます。
恋愛感情にあふれている!
「結婚して4年になって子どももいますが、今でも妻に恋愛感情があります。一方、妻はというと、僕への恋愛感情は冷めている感じですが、それでも妻のことが好きなんです。自分の中で『振り向いてくれない人を追いかけたい』悲しい本能があるんでしょうね……」(男性/37歳/個人事業主)
恋愛感情は残っている
「恋愛感情3割、家族愛7割、といったところかなと思います。結婚して約3年経ちますが、完全に恋愛感情が消えたわけではないです。やっぱり好きになって自分からプロポーズした相手ですし、彼女の行動にキュンとすることもあります」(男性/29歳/IT)
中には恋愛感情が多少なりとも残っていたり、今も妻のことが女性として大好き、愛している、といった意見もありました。こちらのタイプは少数派かもしれませんが、それでも妻への恋愛感情を長く持ち続ける男性はたしかに存在する、ということです。
今回ヒヤリングした女性たちは全員、「夫への恋愛感情はない」と話していました。対して、男性たちからは、「妻への恋愛感情はある」との回答も得られています。
数百〜千人規模でのヒヤリングではないので、一概にこうとは決めつけられませんが、現代日本で子どもを産み、メインで育てる役目は妻が担うことが多く、高い負荷がかかっていることから、このような結果になったのかもしれません。
社会のあり方が変わっていくにつれ、この夫婦間における恋愛感情のありようも変わっていくのではないでしょうか。