3.キレている部下に対する対処法

部下がキレている場合、怒りの矛先がよくわからない場合が多いのが特徴です。

部下がキレている場合、もし自分(上司)がキレている原因の場合、放置しておくと、部下の同僚に貴方の悪口を広めていってしまい、いつの間にか、部下全員が敵になっている場合もよく見受けられます。

まず個室で話し合うことが非常に重要です。上司がキレている場合と違うのは、自分が悪くても、部下にすぐに謝罪してはいけません。謝罪で終わらせる単純な上司と思われ、更に簡単なことでキレやすい部下ができあがってしまいます。

まず話を最後まで聞く。どちらかが100%悪いと言うことはまずないので、「私もここは悪かったと思う。君もここを直せ」と指導することが一番部下の感情把握に重要な要素なのです。「アイツ、偉そうなこといっているけど、実際、すぐに詫びを入れてくるんだぜ」と絶対にいわせてはいけません。「話も聞いてくれるし、しっかり指導してくれる」のを部下は求めているのです。

自分(上司)がキレている原因ではない場合は特に指導方法が大切です。些細な事でキレているなら、「そんなことでキレるのは器が小さい証拠だ。すぐにあらためろ」くらいキツいことを言わないと、ロストジェネレーション世代の部下は理解できません。弱腰上司は存在価値がないと思われてしまうのです。

 

まとめ

大切なことは、状況把握と書きましたが、なかなか難しいと思います。普段から上司でも部下でも、相手がどんな心理状況は把握しておくのも、大切な仕事です。

しかし、余計なことで不快な思いをしないようにするには必要なことと私は思います。

Web制作会社・人材派遣/紹介会社・広告代理店の人事総務。人の人生を決めてしまう仕事という重責に押しつぶされ、ピロリ菌に感染していた胃が真っ赤っか。社屋移転の予算がないときは、自分でオフィスの配線を行い、感電して2週間入院したことも。現在は、中小企業向け人事コンサルティングを行う。孤独で相談相手がいない社長と朝まで激論を交わしたりするが、とにかく本に書いてある理論よりも現場がどうなっているのか、どうしたいのかを聞きまくるのが楽しくてたまらない。