最低限必要な「生命保険」ベスト3
3位:医療保険・就労不能保険
生命保険の中では唯一顕在化されている「医療保険」ですが、実は保険商品の中で最も費用対効果が悪いことをお気づきの方はまだまだ少ないように感じます。
確かに月に支払っている保険料ベースで見れば給付金を受け取った際の、例えば10万~20万はそこそこに高額だと感じますが、何十年も保険料を支払い続けているとどうでしょうか。
『支払い保険料累計>給付金』という構図ができあがってしまう、これはつまり、掛け捨てる保険料が相当に多く「少ない掛け金で大きな保障」という保険の本質から乖離してしまっているのです。
ただ、すべての商品がそうなるわけではありません。以下のケースは除きます。
・保険料払込免除特約をつけておいて、その効力を発揮した時
これは、3大疾病(悪性新生物、脳疾患、心疾患)で所定の状態になった際には以後の保険料を支払う必要がなくなり、保障は一生涯続くという特約です。加入して早い時期にそういった条件に該当すると『保険料支払い累計<給付金』となります。
・非常に若い年齢で超短期払い(10年短期払い)で加入した場合
極端ですが、例えば0歳で加入し、10歳までに保険料の支払いを終えるという形にすると掛け捨てる保険料は相当に少なく済みます。
・こども共済(コープや県民共済など)
毎月約1000円で入院や手術を始め、けがによる通院や個人賠償責任保険(第3者の物を壊したり、ケガさせてしまった時に補償する保険)もついているので、おトク感満載です。
また、基本的に健康保険(3割負担や高額療養費)や確定申告する必要がありますが医療費控除、サラリーマンであれば傷病手当があるので、常にまとまった貯金がある家庭は、自家保険でも問題ないかもしれません。
ただ、前述した通り貯蓄が少ない方や自営業の方はこの限りではありません。やはり医療保険を備えておく方が安心です。
一方、就労不能保険は働けない状態になった際に満期まで一定の額を給料のような形で毎月受け取ることができる保険です。
こちらは危険職に該当する方や、趣味でバイクに乗られる方は大けがで介護状態になってしまう可能性があるため、こういったタイプの保険への加入をおすすめします。