――どんなふうに乗り切りましたか?
きくまき:ピークの時は、オムツ替えイヤ!が始まったら諦めてオムツ替えなかったり、出かけるのイヤ!が始まったら一日中家にいたり、帰るのイヤ!が始まったら本人が帰りたくなるまで遊びに付き合ったりしていました。
――イヤイヤにとことん付き合うのも大変ですよね…。
きくまき:思う存分要求に付き合うようにしていると、ちょっとずつ「イヤって言ったらオムツ気持ち悪いままなんだ…」とか「出かけるのイヤって言ってたら一日中出かけられないんだ…」とか把握してきたみたいで、徐々にイヤイヤしなくなってきました(笑)。
今(2歳3か月)もそれなりにイヤイヤしていますが、ピークの時のことを思うと可愛いもんだな~と思います。
どんどん「我が子可愛い」と言っていきましょう!
――その時々で可愛さが常にMAXかと思いますが、今でも印象的な娘ちゃんの行動・言葉…などはありますか?
きくまき:単行本の最後にもマンガで描きましたが、「ママ、ダーイシュイ(大好き)~」と言って抱き着いてきた時は、萌えや可愛さや嬉しさや、大変だった思い出とか色んなものが一気に押し寄せてきて、涙腺が崩れ落ちました。
最近は「だいだいだ~いしゅき~」と言って抱きついてくれます。夫もメロメロです。
――子どものストレートな愛情表現って本当に可愛いですよね! でも、謙遜してしまって「我が子可愛い!」を堂々と表現できるママって日本では少ないのかなと思います。どんなふうに「我が子可愛い!」を表現していったらいいでしょうか(笑)。
きくまき:私は抱きしめて「可愛いねえ~」と独り言のように言ってます(笑)。「可愛いでしょ!」と押しつけはしないけど、隠すこともしない感じです。
私の周りもわりと我が子を可愛いと普通に言う人が多い気がします。どんどん言っていきましょう!
――とても楽しんで子育てしているように感じられます。きくまきさんのように、ポジティブに子育てするコツがあれば教えてください。
きくまき:多分私が適当な性格だからだと思うんですよね。頑張れないと思ったら、頑張らない。サボりまくりです。
家事もしっかりやり過ぎると疲れるから、こんなもんでいっか~って感じです。夫もそれを咎めたりは絶対にしないので、ありがたいです。
娘の最近の口癖も「マ、イッカ!」になってて、完全にうつってます。(笑)
頑張らなかったらそれだけ心の余裕も増えるので、笑顔で楽しく娘と向き合えている気がします。
娘が楽しく過ごせるなら、部屋が汚くてもオールオッケー!ですよ。
まとめ
「まあいいか」精神、つい自分のことは棚に上げて子どもには完璧を求めがちな子育てにおいては必要なものかもしれません。
そしてきくまきさん流「親バカのススメ」が詰まった『娘が可愛すぎるんじゃ~!』は、改めて我が子の可愛さに目を向け、育児に前向きになれる1冊です。ぜひご一読を!