「寝かしつけ」は、乳幼児を育てるママたちがぶつかる大きな壁の一つ。なかなか寝てくれない赤ちゃんや幼児に手こずり、「頼むから寝て〜」と泣きたくなった経験は、どんなママにもあることでしょう。

そこで今回は、先輩ママたちの寝かしつけ体験をリサーチ。ママたちに聞いたさまざまな寝かしつけ方法を紹介します。

赤ちゃん編

まずは、主に0歳から2、3歳くらいまでの子に使えるワザをご紹介。赤ちゃん時代は、まだ睡眠サイクルが不安定な時期。なかには夜、一時間おきに夜泣きするタイプの赤ちゃんもいます。

苦労したママが多いだけに、多数のエピソードが集まりました。

すっぽり包んで抱っこ

「うちの子は、オーバーサイズのハイネックフリースの中に入れて抱っこして、チャックを全部閉じると1分以内に寝ます」

似たエピソードでは、ほかに「布のスリングで抱っこするとよく寝た」という声も。柔らかい生地にすっぽりと包み込まれる感覚が落ち着くのかもしれませんね。

抱っこして歩き回る

「『早く寝てほしい』『この子が寝たらアレとコレをしたい』という気持ちを持っていると、焦りが態度に出るのか、なかなか寝ついてくれない気がします。

そうした邪念を捨てて無心になり、童謡などの音楽をかけながら、子どもを抱っこして背中のあたりを軽くトントンしながらひたすら歩き回ると、たいていスヤスヤと寝入ってくれました」

焦ると赤ちゃんがなかなか寝ないという意見には、「そういえばたしかに……」と思い当たるママも多いのでは? ときにはすべてを諦めて寝かしつけに集中して、赤ちゃんとの時間に浸るのもいいかもしれませんね。

お気に入りの子守唄を見つける

「第2子は、なぜか『カラスなぜなくの(七つの子)』を歌うとスヤスヤネンネ、歌をやめると起きて怒って暴れるの繰り返しで、熟睡するまでこの歌ばかり歌っていた記憶があります。3歳くらいまでそんな感じでしたね」

「我が家では、夫が小声で童謡を歌い続けると、あまりに抑揚がなく単調な歌い方なので、子はもちろん、いつの間にか私もスマホ片手に寝落ちしてしまいます…。歌は『たき火』が定番です」

昔から使われている寝かしつけ法といえば、子守唄。子どもによって眠気を誘われる歌が違うようなので、いろいろ歌ってみて子どもの反応が良いものを見つけましょう!

ダイエットしながら…

「上の子はとにかく夜泣きがひどくて、生後半年間は、立って抱っこしないと寝てくれませんでした。そこで、夜通し横に抱っこしながらスクワットするなどして、産後ダイエットしてました」

立ったまま抱っこで寝かしつけなければならない…という過酷な状況にもめげず、開き直って“ながら産後ダイエット”にチャレンジしたというママも。妊娠・出産前より体が引き締まりそうです…。

おんぶで家事

「うちの子は、何とか寝かそうと頑張っても、寝てくれたためしがありません。でも、おんぶしながら家事をすると寝てくれました。おなかの中にいるときのように、普通の生活のリズムにくっつけておくといいのかも」

こちらは、寝かしつけと家事が同時にできる王道ワザ。

ただ、問題はお布団におろすときです。ソロソロと慎重に動いて少しずつ布団の上におろしたのに、その途端に「ギャー」と泣かれたときの落胆といったらないですよね……。

しかしこのママは、失敗を繰り返した末に「赤ちゃんが起きないおろし方」を発見したのだとか。

「子どもをベッドや重ねた布団など、少し高さのある所にゆっくりおろした後、自分も仰向けになって、体重をかけないようにしながら子どもの掛け布団状態になります。その状態でしばらくしてからおんぶヒモを外すと、起きないことが多かったです」

掛け布団状態を維持するのにちょっとプルプルしそうですが、このワンアクションを挟むのがポイントのようです。外出先でおんぶや抱っこで寝ちゃったときのためにも、覚えておきたいですね!