「家事や育児にまったく協力的でない夫の姿に愛情が消え、『生活費だけ負担させていればいい』と割り切って過ごしてきた夫婦生活。

寝室は別だし、子どもがいるときだけ会話をする仮面夫婦状態でしたが、息子の大学受験すら無関心で休日に趣味の釣りに没頭する様子には腹が立ちました。

『息子が進学したらいっそ離婚しようか』と考え、実家が農家で戻れば何とか生活できる算段もあり、真剣に別れることを検討しましたね。

ですが、いざ息子が県外の大学に行くと仕送りが予想より多めにかかることがわかり、『離婚すれば私の収入では仕送りが厳しいし、自分の生活も苦しくなる』と思い直しました。

息子が家を出たら、まるでひとり暮らしをしているかのように食事も洗濯も自分の分だけやりだした夫はそれでも生活費だけは変わらず渡してくれるので、ふたりきりになったといって、関わりが増えることがないのも救いだったと思います。