感情をうまく扱うためには?

「思考を止める」アクションを

行動には結果が必ずつきまといます。

衝動で動いてしまう人は、その結果に「受け入れてもらえる自分」を想像して相手の気持ちを考えないため、失敗します。

自分の感情なら責任は自分にあり、起こす言動もまた、相手のせいにはできません。

「今すぐ何とかしなければ」の焦りを止めるためには、動きたい気持ちが強くなったらまずその思考を止めるのが最善。

筆者は深呼吸をすすめていて、目をつぶり大きな呼吸を繰り返すことで、心の動悸を収めることに役立ちます。

目にする景色を変える、脳に別の刺激を入れるのも有効で、たとえ集中できなくても好きな映画を流してみたり漫画を読んでみたり、「動きたい」の胸のざわつきをそらす何かを用意しましょう。

ある女性は、今の自分の感情を客観的に知るために「紙に書き出す」ことをやっていると話してくれて、生まれた衝動を相手に消化させるのではなくみずから何とかする手段で、冷静さを取り戻していました。

焦りを止めるアクションを、まずは心がけたいですね。

衝動は誰のためにもなりません。

ネガティブな自分を相手に残す言動ではなく、望む未来を正しく見る力がその後の自分自身を作ります。

「損をするのは自分なのだ」と思えば、闇雲な言動の結果を想像できるはずです。