「女友達のAがSNSにハマっていて、いろんな投稿をしているのは知っていました。
『今こんなにフォロワーさんがいるの』とアカウントを見せてくれたことがあって、僕もやっているのでフォローはしないまま何となくたまにチェックしていたのですが……。
あるとき友人たちでバーベキューをすることがあって、女友達のひとりが買い物を間違えて町まで行って買い直して大変だったけど、それでもみんなで協力して楽しかったと僕は思っていました。
写真を撮っていたので投稿しようとSNSを開き、『Aもきっと何か書いているだろうな』と内容がかぶらないかどうか知りたくて確認したら、そこに並んでいたのは買い物を間違えた女友達のこと。
名前こそ出していないけれど、時間を無駄にしたことや出費が増えたことなどを責めていて、『使えないメンバーがいると本当に迷惑する』とあってさすがに言いすぎだろうと思いましたね……。
ほかのメンバーでこれを読んだらその子のことだとすぐ検討がつくし、楽しかったことより『ひとりによって台無しにされた』みたいな雰囲気で、女友達のミスを大げさに書いているのも気になりました。
その女友達はAのアカウントを知っているかどうかはわかりませんが、こんな投稿を読んだら確実にショックを受けるだろうなとも想像ができて。
リプライでAを慰める言葉が多いのもびっくりしたけれど、『読む側には本当の状態なんてわからないのだよな』としみじみ感じて怖かったですね。
フォローしていなくてよかったと思いながら、Aのアカウントをミュートしました。
普段から自分のアカウントを言って回るタイプなら、誰が目にするかわからないってことは真面目に考えたほうがいいと思います」(27歳/接客業)
見る人が見れば書かれているのは誰のことかわかってしまう、というのはSNSのあるあるですが、悪い内容ほど読んだ側は気が滅入るもの。
言いたくなる気持ちはわかるけれど、いわゆる「におわせ」にも取れる書き方は、その後の人間関係に悪い影響を及ぼす可能性を避けられません。
当人でなくても、「自分もこう書かれるかも」と思えば、リアルでの付き合い方を考え直しますよね。