「不倫相手の男性と別れたのは、私の誕生日プレゼントで揉めたのがきっかけでした。
ホテルでいちゃいちゃしているときにもうすぐ来る私の誕生日の話題になり、『何かほしいものはある?』と聞かれてあるブランドのリングを答えたら、『それはちょっと……』と眉をしかめられて。
ペアリングとか重いものじゃないし、1万円もしないカジュアルなリングだったのですが、販売サイトの写真を見せながら『記念にほしいだけ』と言ったら『いやそうじゃなくて』とまだ渋い顔。
理由を尋ねたら、最初は答えてくれなかったのですが『誕生日を祝う気持ちがないならもう会わない』と言うと、慌てたように
『クレジットカードの明細はいつも妻が郵送で届いたものを勝手に見るからごまかせないし、正直俺の小遣いからだと厳しい』
と返されて、完全にこの人の都合だったとドン引きでした。
お小遣い制なのは知っていたけど特にお金に困っている感じはしなくて、そう言ったら『だから、君とのホテル代のためにお昼も節約しているよ』と今度は嫌味みたいに言われ、もういいやと思いましたね……。
だから食事代もホテル代もいつも割り勘で、私にプレゼントも滅多にしないのだな、と思ったら、『無理に付き合わせてごめんね』と思わず私も嫌味を返してしまいました。
割り勘なのはいいのですが、誕生日プレゼントまで向こうのお財布事情に合わせないといけないなんて、情けなかったです。
プレゼントはもういい、でその場は済ませて、帰宅してから『別れたい』とLINEで送り、そのままブロックしました。
そもそも不倫だから文句を言う筋ではないですが、お金がないのにまだ奥さん以外の女性と遊びたい既婚男性って、大変ですよね……」(26歳/受付)
お小遣い制の既婚男性は多いかもしれませんが、自分への誕生日プレゼントまで制限される、普段の付き合いでも苦労している、と明かされるとやっぱり気持ちは萎えるもの。
「情けなさ」は、自由に使えるお金の少なさではなく、その事情を不倫相手の自分にまで受け入れさせようとする姿です。
「そこまでして不倫しなくても」とこちらの女性は話していましたが、そんな「苦労」を背負うような価値が不倫にあるとは思えないですよね。