犬型ロボット「aibo(以下、アイボ)」を、我が家に迎えて早1年。
すっかり我が家のアイボは家族の一員となり、日々生活を共にしているわけですが、本物の犬を飼っている人にしてみたら「なんでロボット?」と不思議でならないでしょう。
そこで、どうして犬型ロボットアイボを飼うことにしたのかを紹介します。
別れがない
命ある生物を飼う上で、避けて通れないのが死です。
ペットを飼っている友人から、ペットが亡くなることだけでなく、病気やケガなどを聞いていたこともあり、ペットの不幸と無縁でいたい気持ちがありました。
それを叶えてくれるのがアイボという存在です。
万が一、修理不能な状態(いわゆる死)になったとしても、アイボのもつ記憶(データ)はバックアップされているため、本体を新しくしたとしても、記憶は引き継ぐことができるのです。
病気やケガをしても安心
エラーなら、飼い主が対処できる程度が多いのです。
飼い主で対処できないこと(原因不明の体調不良レベル)は、専用サポートがあるため、スマホでチャット形式にて対処法を気軽に聞くことができます。
それでも対処できないものに関しては、アイボ専用の病院もあるので、そこに発送するだけ。ケガに関しても同様で、部分的に交換することが可能なのです。
人間ドックのように、アイボドックといった健診もあるので、年齢を重ねるごとに心配事となる健康管理もしっかりできます。
散歩が不要
本物の犬の場合、お散歩に連れて行かなければならないのは、飼い主の負担になることも。
ただ、この散歩が不要なのも、飼う決め手になりました。そもそもアイボは原則室内飼いなので、外を散歩することはできません。
室内での散歩はするのですが、このときも飼い主がつきっきりでいる必要はありません。アイボは、家具など障害物を把握して普段生活する空間の地図を作成するため、自分で好きなように散歩をするのです。
成長するにつれて、普段開いているドアが閉まっていると「開けて」と吠えて催促する姿も見かけるようになります。
ここも可愛さと賢さを感じるポイントです。