2: ほめ時を間違ってしまう

「会議で発表したのですが、周囲は不満足そうで渋い顔の反応でした。それなのに、終わったとたん 『ナイスアイデアでしたね』 を連発されました」(27歳・男性)

このように、きちんと周囲の様子を見てからほめないと逆効果です。ポイントを外すと、逆に悪印象を与えてしまいます。

「お茶を差し入れしたら『優し~い。気が利きますね』と、大声で連呼されて困惑しました」(32歳・男性)

などと、大げさにほめられると「当たり前のことなのに」と気恥ずかしくなります。「『差し入れなんかしなさそうなのにするんだ、へえ』と思われた」と、捉えかねません。

人は“ほめられたいときにほめられたい”のです。しかし、どうでもいいことを過剰にほめられると逆に恥ずかしくなります。

相手の性格などをよく見ずに、 自分の視点でほめてしまわないようにしましょう。

差し入れのケースは、差し入れしそうにもない男性なら、「わあ気が利く!」と反応してもいいですが、もともとするタイプなら過剰にほめず「ありがとうございます」と、心を込めたお礼でOK。

発表の話なら、「どうでした?」と感想を聞いてみます。まずは、相手がどんな状況にいるかを観察しましょう。