11年前の回答と比較することで見えてくるものとは?

実は、私は、11年前にもSNSで「あなたが思う“男の美学”って何だと思いますか?」という問いかけをしていました。

当時通っていた、ドラマや映画などのシナリオの書き方を学ぶスクールで、“男の美学”をテーマにして物語を書くという課題があり、それの参考にしたかったからです。

その時の回答は、「耐え忍ぶこと」「自己犠牲(身を挺して家族や愛する人を守ること)」「人知れず良い行いをすること」というもので、「そんなもの持っていない」という回答を述べる男性はいませんでした。(「わからない」は1名いました)

今は、11年前と比べて、“男らしさ”や“女らしさ”という概念を持たない、重要視しない、タブー視する男性が増えているように感じます。

年月の流れと共に、性差(ジェンダー)に関する意識も、確実に変わっていっているのでしょう。

ジェンダーを巡る問題に対して、自分はこれからどうあるべきなのか? どう生きるべきなのか? という葛藤を抱えている最中の男性も多いと思われます。

問いかけに対する答えで分かること&コミュニケーションのコツ

「“男の美学”って、何だと思う?」という問いかけに対する答えには、彼とのコミュニケーションを良好にするヒントがたくさん詰まっています。

「我慢すること(耐えること)」と答えた男性

こう答える男性は、辛いことやしんどいことがあっても弱音を漏らすことなく、いつも自分を奮い立たせて頑張っているのでしょう。

彼女からの要求にも、多少無理しても、できるだけ応えたいという気持ちも強いと思います。

「いつもしんどいことあっても弱音も吐かず頑張ってて、すごいよね」「私のために無理してくれて、ありがとう」などの声かけを心がけると、「彼女は自分の頑張りを理解してくれている」と感じ、あなたへの愛情も深くなるでしょう。

「優しさ」と答えた男性

「優しくありたい」「優しくなりたい」という思いが強い彼は、優柔不断に見えたり、力強さがなかったり、少しもの足らなさを感じることもあるかもしれませんね。ですが、その思いは尊重してあげることが大切です。

優しく生きるって、とても大変なことです。彼もきっといろいろ我慢してることが多いはずです。

いつも彼がしてくれていることに感謝の気持ちを伝える、他人への優しい一面を見たときに「優しいね」と声かけをすることで、彼の心は満たされ、癒やされるでしょう。あなたを大切にしようという思いも、とても強くなります。