「私は彼氏とのお付き合いで不安になるとすぐ友人たちに相談する癖があって、『仕事が忙しいから』と言われて何週間も会えなかったときも、『浮気していないよね?』と彼氏ではなくみんなに話していました。
彼氏が本当に浮気していると知ったのは、私には残業と言いながら知らない女性と腕を組んで歩いているのを友人が見かけたからでしたが、問い詰めると『息抜きがしたかった』と言われました。
私が自分とのことを友人たちに話すのがずっと窮屈だったようで、『それすら、自分が不満を言えば周りに知られるのだろう』と思った彼氏は、隠れて別の女性と遊んでいたそうです。
ショックだったけれど『別れたいとまでは思わない』という彼氏の言葉を信じ、やり直すことを決めました。
『浮気は私のせい』と思う気持ちが消えず、これからは何でも人に言うのではなく、自分で解決していこうと強く思いましたね。
それを友人たちに話したら、『それがいいね』と笑顔で返してくれる子もいる一方で『その彼氏、心が狭くない? それで自分の浮気を正当化するっておかしいと思うけれど』と首をかしげる子もいて、苦しかったです。
彼氏とのお付き合いを応援してくれる友人とはそれからも普通に話せるのですが、反対する子とは距離ができてしまい、寂しかったですね。
もっとつらかったのが、反対する子のひとりが別の友人に『◯◯はダメ男と付き合っている』と私について触れ回っていたことがわかったときです。
『大丈夫?』とその子から連絡をもらい、改めて彼氏とのことを説明するのが本当に苦痛で、だんだんと友達付き合いがイヤになってきました。
もとを辿れば私が友人たちに何でも打ち明け過ぎていたのが原因で、それはわかっているけれど、ここまで広がると本当に手に負えない状況でした。
ストレスから彼氏との再構築に集中できなくなり、あるとき『浮気した彼氏とやり直すって大変』とつい口にしてしまい、すぐ『じゃあもう別れよう』と返され、すがる気力もなくそのまま終わりました。
彼氏との関係はいったい何だったのか、虚しさばかり残ります」(25歳/サービス業)
人に相談することが悪いのではなく、自分の状態を何でも教えてしまえば選択についてもあれこれ口を出されることもあるのが現実です。
今まで相談されていたからこそ、よかれと思って指摘をする人もいて、それが自分の気持ちと沿わないものなら置いておくしかありません。
人を巻き込むほどに話が広がるのはよくあることですが、「何を話すか」はしっかりと意識したいこと。
彼氏を含め人とはどう向き合っていくのが正解なのか、自分の在り方について考えてみたいですね。