「付き合っている頃は嫉妬深いというか、束縛することが多かった元彼。
疲れてしまい別れてから、彼が元カノと結婚したのは共通の友人から聞いて知っていました。
特段大きなショックはなかったけれど、彼のほうから連絡が来て奥さんの愚痴を聞かされるのは、どこか優越感がありましたね……。
不倫関係になったのは、家庭を持った今の彼なら私を束縛はできないし、体だけのつながりなら気楽かなと思ってしまったからです。
すぐに後悔したのは、ホテルに行った次の日に『今日は誰と過ごすの?』『いまどこ?』と彼から頻繁にLINEでメッセージが飛んできて、返事をしないと電話までかけてくるので相手をするのが大変だったこと。
結局、自分が既婚者で身動きが取れないからいっそう嫉妬や束縛が出るのだと気が付きました。
たまりかねて『家庭を大事にしたほうがいいよ』と別れ話を切り出したら、今度は『離婚する』と大騒ぎ。
何かあるとすぐ極端なことを言い出すのも昔と変わっていなくて、うんざりでした。
しかも今は不倫で『バレたらおしまい』の状態、彼が何をするかわからなくて怖かったですね……。
何とか機嫌を取って元に戻ったものの、それから少しずつ仕事を理由に遠ざけていきました。
言うだけで離婚する気はないとわかっていたので、私は本気で付き合う気はないと遠回しに伝えていたつもりです。
現実が見えてきたのか、LINEで返信をしないと電話をかけてくることはなくなり、今は彼とは音信不通です。
二度と不倫なんかしません」(36歳/総務)
自分は結婚しているのに不倫相手まで束縛するのは、他人を大事にする気がないと感じます。
その場の思いつきのように安易に「離婚する」と口にする姿には、配偶者にも不倫相手にも誠意を持っていません。
自分の都合よく他人を存在させたいのがこんな人で、どんな関係であれ幸せな愛情は育たないのでは、と感じます。