『西友』の「寿司」はコスパに特化したお値打ちの一品
続いて『西友』の「寿司」をいただきましょう。
『西友』はコスパに注力した使用で、7貫+巻物4カット+玉子で647円という低価格を実現しています。
もちろんクオリティにも定評がある『西友』です。これで美味しくないはずもなく、食べる前から自ずと期待が膨らみます。
内容は、まぐろ、いか、サーモン、えび、たこ、ほたて、炙りしゃけ、とろ巻、かっぱ巻、玉子。
他ブランドに比べればネタのカットが小ぶりでシャリが大きめですが、この価格なら十分満足です。
そして、特に感動したのがほたてです。ほんのりとした磯の香りと食感から、鮮度の良さを十分感じることができました。
贅沢な「寿司」を求める向きには合わないかもしれませんが、例えばランチなどの「自分だけの食事」としていただくには十分満足できるように思いました。『西友』の良心を強く感じた一品です。
『オオゼキ』の「寿司」は強気の価格に隠れた本格派
続いては『オオゼキ』の「寿司」をいただきましょう。
今回食べ比べした中でも最高値となる10貫にして1382円という値付けです。
1貫あたり138円ということになりますから、少なくとも格安回転寿司チェーンの一番安い皿よりも高い、ということになります。
しかし、近年『オオゼキ』での鮮魚の力の入れようは目を見張るものがあります。
養殖業者と提携し、独自ルートによる養殖まぐろを販売するなども行っており、もちろん「寿司」にもかなりのこだわりがあると思われます。
セットの中身はこうです。まぐろ(中とろ)、たい、まぐろ(赤身)、ぶり、サーモン、あなご、かに、ほたて、えび、いくら。
いずれもプロの寿司店に負けない鮮度であり、カットも大ぶり。そして他のスーパーマーケットに比べシャリの酢加減、握りも素晴らしく申し分のないクオリティでした。
言うまでもなく、その完成度の高さはスーパーマーケット界イチであり、この強気の値付けにも十分納得です。
「どうしても今すぐ美味しい寿司が食べたい」「突然の来客でご馳走が必要だ」というときには、『オオゼキ』に走ってみると良いように思いました。