『東急ストア』の「寿司」はコスパ・クオリティ双方を高めた一品
続いて『東急ストア』の「寿司」をいただきます。
筆者が行く『東急ストア』では、取り立てて鮮魚に力を入れているようには見えないものの、ただし惣菜系のクオリティの高さに信頼を置いています。
このことから「寿司もきっと美味しいのではないか」と思い、チョイスしたわけですが、9貫にして税込970円となかなか強気な価格です。
つまり1貫あたり107円ほど。果たして、この価格を満足させてくれるだけの味を楽しませてくれるのでしょうか。
パックされているネタは、まぐろ、ぶり、いか、サーモン、煮穴子、えび、いくら、とろ、あじ。
いずれも「これは寿司店のお土産か」と思えるほどの大ぶりカットと鮮度の良さで正直ビックリしました。
シャリの風味も繊細で、この値付けにも大満足。むしろ「よくこの価格で、このクオリティを実現できるな」と感動するほどでした。
味わいや鮮度こそ『オオゼキ』の「寿司」に軍杯を譲りながらも、コスパのことを含めて考えれば、間違いなく『東急ストア』が抜きん出ると思いました。
『アキダイ』の「寿司」は巻物で勝負。鮮度抜群の白身巻が美味!
そして、最後に『アキダイ』の「中巻 はまち」をいただきます。
『アキダイ』は東京で展開するスーパーマーケットチェーンで、物価高騰のニュースなどの際によく取材をされている、ハスキーボイスの社長のお店です。
全ての商品のクオリティ・価格が素晴らしいチェーンですが、筆者が行く『アキダイ』には「寿司」は巻物のみ。
これが少々惜しいところでもあるわけですが、しかし、その巻物は「はまち」と他のスーパーマーケットではなかなか見かけないものです。
比較的足が早いはまちを一本巻いたものですが、カットが大ぶりでシャリとのバランスが実に贅沢。もちろん、鮮度も素晴らしく食べ応えも十分でした。
わさびをたっぷり添えた刺身醤油と一緒にいただくことでまさに至福の味わいに。
無理やりにぎりをセットにするのではなく、あえての「1ネタ巻物勝負」というのも、あの一本気な社長の姿勢が反映されているようにも感じました。
「スーパーマーケット寿司」は確かに進化していた!
ここまで『サミット』、『西友』、『オオゼキ』、『東急ストア』、『アキダイ』の「寿司」を食べ比べしましたが、各ブランドともに、味、鮮度、コスパなど、なんらかの優位性があり、「これはないわ!」という「寿司」は一つもありませんでした。
価格を気にしなければ『オオゼキ』の「寿司」のクオリティは専門店を凌駕するほどでした。また、クオリティ・コスパ双方を実現した『東急ストア』の「寿司」も素晴らしかったです。
さて、ここまで読んでくださったあなたは、どのスーパーマーケットの「寿司」が気になりましたでしょうか。ぜひあなた好みの「寿司」をお近くのお店でチェックしてみてくださいね。
(※ネタの構成などは季節、時期によって異なる場合があります)