3.納豆をちょい足し!「ざるそば+納豆つけ汁」
濱「そばを食べる機会があれば、納豆を合わせましょう。納豆に含まれる酵素ナットウキナーゼには、免疫細胞のNK(ナチュラルキラー)細胞の増加効果が期待できます。ただしナットウキナーゼは熱に弱いので、温そばよりもざるそばのような冷やしそばがおすすめ。つけ汁に納豆を加えましょう」
4.ユーグレナパウダーをちょい足し!「ユーグレナ入りヨーグルト」
濱「ヨーグルトの乳酸菌も免疫対策に役立ちますが、よりパワフルに免疫対策を行うなら、市販のフルーツ味などのユーグレナパウダーをヨーグルトに混ぜてみてください。
ユーグレナはビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んだ食品。継続的な摂取が、感冒症状(かぜ様症状)の発生および諸症状の重症化を抑制することがわかっています。
またユーグレナに含まれるパラミロンという食物繊維は乳酸菌を活性化させ、それ自体にも免疫活性化の働きがあるといわれていますので、ヨーグルト×ユーグレナはおすすめの組み合わせです」
いつものメニューに食材を加えるだけで、手軽に免疫対策できるのは嬉しいですね。ぜひこの冬、試して家族の健康を守りましょう。
【監修】管理栄養士 濱 裕宣(はま ひろのぶ)先生
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長。『その調理、9割の栄養捨ててます!』や、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』など多数の栄養、健康レシピ本にかかわる。日常生活のなかで活かせる健康と栄養バランスを大事にし、日ごろから患者の立場に立った食生活の向上指導にあたっている。
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